「Meta Quest 3」は店頭で体験できる機会が増えそう 発売イベントには野田クリスタルさんとゆりやんレトリィバァさんも登場（2/3 ページ）

[渡辺まりか，ITmedia]

「この中でしかできないことを」

　トークセッションに登場した野田クリスタルさんとゆりやんレトリィバァさん。司会者から「リハーサル中にQuest 3を体験していたがどうだったか」と聞かれた野田クリスタルさんは「びっくりした」と一言。「（Quest 3の登場で）ゲーム業界の新時代になりそうだ」と語っていた。

トークセッションに登場したゆりやんレトリィバァさん（左）と野田クリスタルさん（右）

　ゆりやんレトリィバァさんは、「父親が71歳で、テープレコーダーができたときに『もうこれ以上、技術は進化しないだろう』と思った話をしてくれたが、これ（Quest 3）を着けたときに、自分がどの世界にいるのか分からなくなるほど不思議な体験をした。めちゃめちゃ進化している」と驚きを隠せずにいた。

　身近になったMRをどのように活用したいか、と聞かれた野田クリスタルさんは、「バーチャルペットを飼いたい。リアルな猫ちゃんだと、一人暮らしだし、部屋によっては許可されていないこともあるけど、バーチャルなら飼える。どうせなら、現実では絶対に飼えない象とかを飼うのもいいかも」と話した。ゆりやんレトリィバァさんは、「今、単独ツアーをやっているが、お客さんで満員な状態を作りたい。めっちゃ売れている芸人を体験したい」と来場者を笑わせていた。

　野田クリスタルさんは部屋の中に入ってくるゾンビを無力化していく「Drop Dead: The Cabin Home Invasion」を、ゆりやんレトリィバァさんは音楽とともに飛んでくる“リズムダマ”をマラカスで捉える音ゲー「サンバDEアミーゴ：バーチャルパーティー」をステージ上でプレイ。「うわっ！」「落ちる！」などと叫びながら楽しんでいた。

　パーフェクトスコアを叩き出したゆりやんレトリィバァさんに「さすがマルチタレント！」と野田クリスタルさんが声をかけると、ゆりやんレトリィバァさんは「やめてください」と言いつつも「マラカスを振る楽しさ、高層ビルやマグマの上など、（Quest 3のコンテンツが）怖いくらいリアルだった」と感想を話した。

　野田クリスタルさんは、「ラスボスの先輩をたたきのめすゲームを作りたい。現実にはできないので、この中でしかできないことを」と語り、ゆりやんレトリィバァさんは「みんなで未来に行く瞬間を体験できたようで“メタうれしい”」と感想を述べていた。

「メタうれしい」という新しい言葉を作り出したゆりやんレトリィバァさん（左）と「現実世界ではできないゲームを作りたい」という野田クリスタルさん（右）