サントリーやBS朝日も出展した「SWSX Sydney」ってどんなイベント? “お祭り”の秘密に迫る(4/4 ページ)

» 2023年10月24日 18時30分 公開
[笠原一輝ITmedia]
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完全な“ゲーミング”シフトのIntel ゲーム大会も併催

 SXSW Sydney 2023の展示会「Tech Innovation Expo」では、AWS(Amazon Web Services)、Dell Technologies、HP、Intel、Salesforceなど、IT関連でおなじみの企業がブースを出し、製品や技術などを分かりやすい形で展示していた。

 このうち、HPブースとIntelブースの様子は、別の記事で詳報しているので参照してほしい。

Intelブース Intelブースの全景。今回はゲーミングに注力したようだ
プレイアブル Intelブースでは、ゲームが遊べる状態のPCが展示されていた
ゲーミングチェア ブースには、DXRACER製の特注ゲーミングチェアが展示されていた。個人的に少し欲しいと思ったのだが、残念ながら非売品だという

 Intelはブース展示とは別に、ICC Sydney内の別会場においてゲーミングイベント「Intel Extreme Masters(IEM)」のシドニー大会(IEM Sydney 2023)を10月20日〜22日(現地時間)の3日間に渡って開催した。これも、SXSW Sydney 2023のイベントの1つだ。

 IEM Sydney 2023は、2024年1月〜2月にポーランドのカトヴィツェで開催される予定の「IEM Katowice 2024」に向けた予選大会の1つと位置付けられている。予選大会はブラジルリオデジャネイロ、米国のダラス、ドイツのケルンに次ぐ4回目となる。

 ちなみに、本年度のIEMは「カウンターストライク(Counter-Strike)」の競技会となっているが、このIEM Sydney 2023から競技タイトルが新バージョンの「カウンターストライク 2(Counter-Strike 2)」に変更されている。

 残念ながら、筆者の取材日はIEM Sydney 2023の開幕前日(19日)で、その盛り上がはを体感できなかった。しかし、前日の段階でチケットは既に売り切れになるなど、人気の高さは伺えた。

 なお、SXSW Sydney 2023のIntelブースでは19日、有名eスポーツチームによる「サイン会」を行われていた。翌日から始まるIEM Sydney 2023に向けて、期待を盛り上げていた格好だ。

イベント表示 IEM Sydnet 2023は、SXSX Sydney 2023を構成するイベントの1つとして開催された……のだが、取材日の都合で様子を見ることはできなかった
サイン会 大会前日の19日には、Intelブースでeスポーツチームによるサイン会が行われた

 その他、会場では「Monster Energy(モンスターエナジー)」がブースでドリンクの無料配布とゲーム体験会を行っていた他、バスケットボールのシュートの様子を動画で撮影して動画で分析するデモや、XRコンテンツの展示などが注目を集めていた。

AWSブース AWS(Amazon Web Services)のブース
フリースロー体験 同社のブースには、バスケットボールのフリースローコーナーが設置されていた。なぜかというと……
アドバイス フリースローの様子を動画で記録し、その場で分析し、アドバイスを行うというデモンストレーションが実施されていたからだ
Monster Energy Monster Energyのブース
ゲーム体験コーナー 同社のブースでは、エナジードリンクの無料配布の他、ゲーム体験もできた
BS朝日 日本のBS放送局である「BS朝日」は、VR空間で芸者遊びを体験できる「VR GEISHA GAMES」を展示していた(参考リンク)。インバウンド向けのコンテンツとして、国外の展示会などでアピールしていくという
デル Dell Technologiesは、スタートアップ支援の展示を行っていた
XR Showcase 「XR Showcase」のコーナーでは、XR関連のコンテンツが一挙に展示されていた
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