では実際に使ってみよう。USB Type-CおよびHDMIポートはいずれも本体左側面に搭載されており、ここからPCなどに接続する。ちなみに、OSDメニュー操作用のボタンも同じ面に配置されており、反対側の右側面は何もないため、縦置きで利用する場合は右側面を下にして立て、ケーブルは上から出る格好になる。
本製品の特徴の1つとして、自動回転機能に対応することが挙げられる。ドキュメントを表示するために一時的に縦置きで使いたいとなった場合も、本体を立てることで画面が自動的に回転してくれるのは重宝する。レスポンスは必ずしも高速ではないが、タブレットと違って頻繁に向きを変えるわけではないので、特に問題はないだろう。
実際に使って若干気になるのは、斜め方向から見た時に画面がやや暗いことだ。これはUSB Type-C接続時の明るさが50%となっているためで、100%まで上げると多少は緩和される。ただし画面がやや黄色い症状はそのままなので、気になるようならば初期値の「シーンモード」から別のモードへと変更してやるとよい。
本製品はUSB Type-Cを2ポート搭載するが、パワーパススルー機能には対応しない。そのため、本製品につないだ充電アダプターから本製品経由でノートPCを充電することはできない。USB Type-Cを2ポート備えた製品の多くはこの機能に対応しており、やや物足りない。次期モデルでは対応を期待したいところだ。
さて本製品は10点マルチタッチに対応する他、MPP 2.0(Microsoft Pen Protocol)に準拠した「ASUS Pen」を使ってのペン入力も行える(いずれもWindows環境のみ)。ペン入力を行う場合は、スタンドは最大の150度まで開くことで、安定した筆記が可能になる。メモや図解を記入する用途のだけでなく、サインの記入などにも利用できる。筆圧感知は4096段階に対応している。
ちなみに、このASUS Penは本体上部にマグネットで吸着できる。同様の仕組みはiPadなどでも採用されているが、本製品のそれはマグネットがかなり強力なので、バッグの中にそのまま放り込むような使い方でも、ある程度は耐えられそうだ。
最後に、OSDメニューを確認する。
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