Googleの新型スマートウォッチ「Pixel Watch 2」が、10月12日に発売された。価格はWi-Fiモデルが5万1800円、LTEモデルが5万9800円(税込み、以下同様)と従来モデルから値上がりした。アクティブバンドのカラーはBay/Obsidian/Hazel/Porcelainの4色があり、本体(アルミケース)のカラーはBayとPorcelainがPolished Silver、ObsidiaがMatte Black、HazelがChampagne Goldとなっている。
Pixel Watch 2は、外観上は前モデルから大きな変更はないものの、バッテリーの持続時間が改善され、心拍センサーが改良され計測精度が上がっているという。このPixel Watch 2を実際に数日使ってみたので、初代Pixel Watchと何が変わったのか、確認しつつ見ていこう。
円形ディスプレイを搭載するPixel Watch 2の外観は、初代Pixel Watchとほぼ同じだ。サイズ自体、直径が約41mm/厚さが約12.3mmで変わってはいない。竜頭部分のデザインが若干異なっているが、並べて比べないと見分けはつかないだろう。
ディスプレイの仕様も変わらず、320ppiのAMOLED(有機EL)で最大輝度は1000ニトだ。傷がつきにくいように、カスタム3D加工が施されたカバーガラスは、Corning製の「Gorilla Glass 5」を採用している。
本体の材質がステンレスからアルミになったことで、本体重量は約31gと初代から5gほど軽くなっているが、こちらは2つを持ち比べても正直なところ違いを感じることはできなかった。
SoC(プロセッサ)はQualcommの「Snapdragon Wear 5100」を搭載し、省電力コプロセッサとして「Cortex M33」アーキテクチャのCPUも備える。メモリは2GBで、内蔵ストレージは32GBとなる。
外観上の違いといっても、使用中は目にすることはない部分ではあるが、背面のセンサーは大きく形状が変わっている。搭載する心拍センサーがマルチパスセンサーに変更になり、初代Pixel Watchと比較して計測精度が40%向上したとのことだ。
ただ40%向上したと言われても、「これが正解」という値が分からないためユーザーがその違いを実感することは難しい。
続いて、機能面のアップデートを見ていこう。
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