Amazon Web Services(AWS)は11月29日(米国太平洋時間)、ビジネス利用に最適化された生成AI(人工知能)ベースのアシスタントサービス「Amazon Q」を発表し、同日からプレビュー版の提供を開始した。ライセンス料金は、通常の「ビジネスプラン」が1ユーザー当たり月額20ドル(約2900円)、ITプロフェッショナル/開発者向けの「ビルダープラン」が1ユーザー当たり月額25ドル(約3700円)で、他社の同種サービスと比べると安価に設定されている。
Amazon Qは、Webブラウザからプロンプト(文章)を入力すると、企業ごとに蓄積してきた各種データを参考にして、関連性の高い回答や提案を表示してくれるサービスだ。仕事で作成する文章の提案や、自分で作った文章の要約など、日常業務を支援する機能も搭載されている。AWS自身に関する質問も受け付けてくれるという。
自社のAmazon S3の他、Salesforce、Google ドライブ、Microsoft 365、Gmail、Slack、AtlassianやZendeskなど40を超えるアプリケーションとのコネクター(連携機能)も用意されており、企業で導入済みの各種ビジネスアプリとの連携も可能だ。
Amazon Qは、AWSが提供するビジネスインテリジェントツール「Amazon QuickSight」やコンタクトセンターサービス「Amazon Connect」との連携も可能で、ビジネス分析や顧客対応の手間を減らすこともできるという。
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