輸出規制されたGeForce RTX 4090が品薄&一部が40万円超に値上がり古田雄介の「アキバPickUP!」(1/4 ページ)

» 2023年12月11日 18時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 最近のグラフィックスカード売り場では、ウルトラハイエンドモデルの枯渇が目立っている。とりわけ「全然入ってこない」と複数のショップから聞かれるのは、GeForce RTX 4090カードだ。

ROG StrixのGeForce RTX 4090搭載カードが約43万円に高騰

 オリオスペックは「一部の製品を除いて代理店レベルで受注停止になっていまして、年内はちょっと改善が見込めない状況だと思います」という。TSUKUMO eX.も「そもそもモノがないんですよね」と白旗を揚げる。

TSUKUMO eX.のGeForce RTX 4090搭載カードが入ったショーケース。12月8日撮影 TSUKUMO eX.のGeForce RTX 4090搭載カードが入ったショーケース。12月8日撮影

 9月末に品薄傾向が見られたときは「RTX 3000ファミリーの反省から、市場在庫を過剰にしないためなのかも」といった推測を聞いたが、今回は具体的な事情を語るショップが多かった。

 あるショップは「11月半ばに米国が中国への輸出規制品にRTX 4090を加えたことが大きいと思います。その反動で日本でも猛烈な買い占めが起きたんですよ。免税店は特にひどかったみたいです」と語る。

 その結果、比較的安価な30万円以下のRTX 4090カードは街から姿を消し、30万円台のカードも枯渇していったというわけだ。

 とりわけ人気が集中したの、がASUS JAPANのROGシリーズだ。街中でたちまち払底し、再入荷時には仕入値ベースで価格が急騰した形だ。「ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X」(ROG-STRIX-RTX4090-O24G-GAMING)を再入荷したパソコン工房秋葉原本店の値札を見ると、42万9980円だった。

  同店は「さすがにこの価格だと動きが止まりますね」という。

パソコン工房秋葉原本店に並ぶRTX 4090カードのトールケース パソコン工房秋葉原本店に並ぶRTX 4090カードのトールケース

 別のショップは「かわいそうなのは、普通の目的でRTX 4090カードを狙っていた人たちですよ。急にモノが入らなくなって急に高騰して。為替の動きもありますけど、それがさまつに思えるような混乱が起きていますよね」とため息を漏らしていた。

TSUKUMO eX.で9月29日に撮影。この頃は30万円切りのRTX 4090カードも見られた TSUKUMO eX.で9月29日に撮影。この頃は30万円切りのRTX 4090カードも見られた。「ROG-STRIX-RTX4090-O24G-GAMING」には31万8000円の値が付いているのが分かる

 続いて、ハイエンドグラフィックスカード回りの動向を見ていこう。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  3. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 縦に三つ折りする「Ewin 折りたたみ式ワイヤレスキーボード」がタイムセールで12%オフの4820円に (2026年06月10日)
  6. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  9. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  10. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー