アドビのWindows版「Illustrator」で起動しないトラブルの報告が相次ぐ(解決策あり) macOS版「Lightroom Classic」ではSonomaで一部機能が利用できない問題も

» 2023年12月19日 21時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 アドビのカスタマーサポートが、Windows版「Illustrator」と、macOS版「Lightroom Classic」に関する注意喚起を行っている。

Windows版Illustrator:起動しないトラブルの報告が相次ぐ

 Windows版Illustratorでは、アプリそのものが起動しないという問い合わせが相次いでいるという。この問題はセキュリティソフトのセキュリティ機能とIllustratorが“競合”することが原因であることが多く、ほとんどの場合はアプリが使うフォルダー、あるいは実行ファイルそのものをスキャンの「例外」に加えることで解消できる。

 ただし、フォルダーや実行ファイルを例外に加えることには一定のリスクもあるので注意したい。

macOS版Lightroom Classic:最新OSで一部機能が使えない事象

 macOS版Lightroom Classicでは、macOS Sonoma 14.2の環境において以下の機能が正常に動作しない事象が確認されたという。

  • モバイルデバイス/カメラからの直接読み込み
    • OS標準の「Image Capture(イメージキャプチャ)」アプリを介して取り込んだ画像は編集可能
  • SDメモリーカードからのデバイスとしての読み込み
    • 読み込みウィンドウの「ファイル」からSDメモリーカードを選ぶことで読み込み可
  • カメラのテザー(遠隔)撮影
    • 回避策なし

 アドビでは、現在Appleと連携して上記の不具合の解消に向けて対応している。特にカメラのテザー撮影については不具合の回避策がないため、解決するまでの間はOSのアップデートを見合わせることが推奨される

不具合 macOS Sonoma 14.2にしたMacで発生する不具合と、その回避策

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