Dell Technologiesは1月4日(米国太平洋時間)、プレミアムノートPCブランド「XPS」の2024年モデルを発表した。近日中の発売を予定しており、最小構成の想定価格は13.4型モデルが1299ドル(約18万6400円)、14.5型が1699ドル(約24万3800円)、16.3型が1899ドル(約27万2400円)となる。
なお、現時点で日本での展開は未定だ。
XPSノートPCの2024年モデルは、2022年にリリースされた「XPS 13 Plus」のデザインをシリーズ全体に広く展開したことが特徴だ。具体的には13.4型以外のモデルでも「パームレストとの境目のないガラス製タッチパッドの採用」、「最上段(ファンクション)キーのタッチセンサー化」を行った。ボディーの主要部分はCNC削り出しのアルミニウムで、ガラス部分はCorning製の強化ガラス「Gorilla Glass 3」を使っている(有機ELディスプレイ構成は画面保護に「Gorilla Glasss Victus」を採用)。
狭額縁の画面と相まって、視覚上の“ノイズ”を可能な限り削減することで、PCを使った作業への集中力を高められるようになった。
CPUは最新の「Intel Core Ultraプロセッサ」で、パフォーマンスを重視する観点から全モデル共にHシリーズを採用している。NPU(AIプロセッサ)も統合しているので、従来モデルよりもデバイスにおけるAI(人工知能)に関する処理が高速化する。
ボディーカラーはプラチナ(シルバー)とグラファイト(ダークグレー)の2種類が用意されるが、構成によってはどちらか片方のみとなる場合もある。
「XPS 13(9340)」は13.4型の2024年モデルで、デザイン的な観点では「XPS 13 Plus(9320)」の後継モデルとなる。ただし、先述の事情もあり、本機は通常デザインの「XPS 13(9315)」の後継も兼ねる。
CPUはCore Ultra 5 125H(Pコア4基8スレッド+Eコア8基8スレッド)、Core Ultra 155H(Pコア6基12スレッド+Eコア8基8スレッド)、Core Ultra 165H(Pコア6基12スレッド+Eコア8基8スレッド)のいずれかを搭載する。メインメモリはLPDDR5規格で、容量は8GB/16GB/32GB/64GBの4種類から選択可能だ(※1)。SSDはPCI Express 4.0接続で、容量は512GB/1TB/2TB/4TBから選べる(※2)。
(※1)8GB構成のみLPDDR5-6400規格で、他の容量はLPDDR5-7467規格
(※2)4TB構成は後日発売予定(発売当初は選択不可)
ディスプレイは13.4型(アスペクト比16:10)で、リフレッシュレートは最大120Hzとなっている。Dolby Vision規格のHDR表示と「Eyesafe」認証を取得したブルーライトカットにも対応する。パネルは、モデルによって以下のものから選択可能だ。
WebカメラはフルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応する。電源ボタンには指紋センサーも備えている。
(※3)3840×2400ピクセル有機ELディスプレイの構成は、後日発売予定(発売当初は選択不可)
ポート類は本体の左右にThunderbolt 4(USB4)端子を1基ずつ備える。どちらもUSB PD(Power Delivery)規格の電源入力と、DisplayPort 2.1 Alternate Mode規格の映像出力に対応する。無線通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be、※4)とBluetooth 5.4に対応する。
(※4)IEEE 802.11beは規格として確定していない(2024年内に確定見込み)
バッテリーの定格容量は55Whとなる。ボディーサイズと最軽量構成の重量は以下の通りだ。
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