Wi-Fi Allianceが「Wi-Fi 7」の認証プログラムを開始

» 2024年01月09日 17時45分 公開
[井上翔ITmedia]

 Wi-Fi Allianceは1月8日(米国太平洋時間)、IEEE 802.11be規格の無線LAN機器に関する認証プログラム「Wi-Fi CERTIFIED 7」の運用を開始したことを発表した。このプログラムでは、同規格を利用する無線LAN機器の相互接続性を担保するもので、一定の接続互換性を持つ“目印”となる。

Wi-Fi CERTIFIED 7 Wi-Fi CERTIFIED 7の認証を取得した機器に付けられるロゴマーク

 IEEE 802.11beは、IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6/6E)の次世代規格として米IEEEにおいて規格の策定作業が進められている。規格としての正式確定は、2024年内が見込まれている。

 本規格では、主に以下の要素技術が新たに盛り込まれている・

  • 最大320MHz幅での通信
    • IEEE 802.11axでの最大160MHzから2倍に
    • 6GHz帯の通信で利用可能
    • 日本では2023年12月22日から合法化(参考記事
  • 「Multi-Link Operation(MLO)」のサポート
    • 異なる周波数帯の電波を束ねて通信可能に
    • モバイル通信における「キャリアアグリゲーション(CA)」と同等の技術
    • 実効通信速度を向上する効果を期待できる
  • QAM(直交位相振幅変調)を高度化
    • IEEE 802.11axの「1024QAM」から、4倍の「4096QAM」に
    • 理論上の通信速度を最大20%向上できる
  • 「512 Compressed Block ACK」を採用
    • Block ACKは、無線通信を正常に行ったことを告知する「ACK(アクノレッジメント)」信号をブロック(ひとまとめ)にして送る仕組み
    • ACK信号を圧縮して伝送することで、無線通信におけるオーバーヘッドを削減
    • オーバーヘッドが削減されると、実効通信速度が向上する
Wi-Fi 7のベネフィット Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)の要素技術(出典:Wi-Fi Alliance

 Wi-Fi CERTIFIED 7の交付は既に始まっており、日本ではバッファローが同認証を取得したコンシューマー向け無線LANルーターの発売を予定している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月22日 更新
  1. 16GB版と8GB版のすみ分けが進むRTX 5060 Ti――HDD「完売」報道の影響は? 今週末のアキバパーツ事情 (2026年02月21日)
  2. モニター台とドッキングステーションが合体した「Anker USB-C ハブ 10-in-1 Monitor Stand」が28%オフの1万7990円で販売中 (2026年02月20日)
  3. マウスの概念が変わる! ロジクールG「PRO X2 SUPERSTRIKE」が切り開く“身体感覚”と直結する新たなクリック体験 (2026年02月18日)
  4. 上下2画面で作業効率を大幅に高める「InnoView デュアル モバイルモニター」が36%オフの2万8212円に (2026年02月20日)
  5. ルンバが日本のために本気を出した! 「Roomba Mini」が示す“小が大を兼ねる”新基準とは (2026年02月21日)
  6. 内蔵タッチパッドが変形する「EWiN 折りたたみワイヤレスキーボード」が24%オフの5319円で販売中 (2026年02月20日)
  7. 「UGREEN ワイヤレスHDMI送受信機」が25%オフの8999円に (2026年02月19日)
  8. 微細な造形を圧倒的な解像度で実現する3Dプリンタ「ELEGOO Saturn 4 Ultra 16K」が20%オフの7万2798円に (2026年02月20日)
  9. 音楽生成モデル「Lyria 3」をGeminiアプリに統合 日本語の歌詞にも対応/「ChatGPT」に新たなセキュリティ機能「Lockdown Mode」を導入 (2026年02月22日)
  10. 「UGREEN Revodok USB-C ハブ 6in1」が2000円で買える (2026年02月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年