Core Ultraを搭載したノートPC「LG gram」2024年モデルが日本上陸 2月1日から順次発売 22万円程度から

» 2024年01月31日 11時00分 公開
[ITmedia]

 LGエレクトロニクス・ジャパンは1月31日、ノートPC「LG gram」の2024年モデルを発表した。2月1日から順次販売を開始する予定で、想定販売価格は22万円前後から(税込み、以下同)となる。

モデル一覧 LG gramの2024年モデルが登場する

LG gram(2024年モデル)の主な特徴

 今回のラインアップでは、上位モデルとして「LG gram Proシリーズ」を追加したことが特徴だ。LG gram Proシリーズは、2023年に登場した「LG gram SuperSlim」の事実上の後継に相当し、軽量/薄型化と高性能の両立を目指したという。

 全モデル共に、CPUはIntel最新の「Core Ultraプロセッサ」のHシリーズを採用する。一般販売モデルについては、全モデルでIntelの認証プログラム「Intel Evo Editionプラットフォーム」にも準拠する。ボディーは「MIL-STD-810H(MIL規格)」が定める7項目の耐衝撃/耐環境テスト(※1)をクリアしており、M.2 SSDを1基増設できる設計としている。

(※1)低圧(高度)/高温/低温/砂じん/振動/塩水噴霧/衝撃落下

Evo Editon LG gramの2024年モデルは、全モデル共にCore Ultraプロセッサを搭載し、Intel Evo Editionプラットフォームにも準拠している
全モデル共にNPUあり Core Ultraプロセッサは、推論処理に特化したNPU「Intel AI Engine」を備えており、オンデバイスでのAI処理を高速に行える
上野氏 国内発売に向けた発表会ではインテルの上野晶子氏(マーケティング本部長)が登壇し、Core Ultraプロセッサの特徴と「AI PC」普及に向けた取り組みを紹介した

 LG独自の機能としては、iOS(iPadOS)/Androidデバイスと簡単にファイルや画面を共有できる独自アプリ「LG gram Link」のプリインストールが挙げられる。本アプリを利用するには、組み合わせるスマートフォンやタブレットにもLG gram Linkアプリをインストールする必要がある。

LG gram Link LG gram Linkアプリを利用すると、LG gramを手持ちのスマートフォンやタブレットと連携させることができる。写真はiPad miniを「LG gram 15」のサブディスプレイとして運用している様子(サブディスプレイ機能は、LG gramとスマホ/タブレットが同じWi-Fiネットワークに接続している場合に利用可能)

LG gram Pro/LG gram Pro 2in1(3月上旬発売予定)

 LG gram Proはクラムシェルタイプの17型ノートPCでありながら、厚さ約12.9mm/重さ約1299gを実現したことが特徴だ。31〜144Hzの可変リフレッシュレート対応有機ELディスプレイ(解像度は2560×1660ピクセル)を備え、クリエイティブな用途はもちろんゲーミングにも向いているという。想定販売価格は32万円前後だ。

 CPUはCore Ultra 7 155H(Pコア6基12スレッド+Eコア8基8スレッド+LP Eコア2基2スレッド)で、メモリは16GB(LPDDR5X-7467規格:増設/換装不可)、内蔵ストレージは1TBのSSDを備える。OSはWindows 11 Homeをプリインストールする。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応する。バッテリーの容量は77Whで、最大駆動時間(※2)は動画再生時が約13時間、アイドル時が約20.5時間となる。

(※2)JEITA バッテリ動作時間測定法(Ver. 3.0)に基づく測定値(以下同様)

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photophoto LG gram Pro

 LG gram Pro 2in1は、コンバーティブル式の16型2 in 1ノートPCだ。本機も厚さ約12.9mm/重さ約1399gと、16型かつ2 in 1モデルであることを考慮すると薄型/軽量設計となっている。想定販売価格は34万円前後だ。

 ディスプレイは31〜144Hzの可変リフレッシュレートに対応した16型有機EL(解像度は2560×1600ピクセル)で、タッチ操作とペン入力にも対応している(ペンは付属)。バッテリーの最大駆動時間は動画再生時が約11.5時間、アイドル時が約20.5時間となる。その他の主な仕様は、先述のLG gram Proと同様だ。

photophoto LG gram Pro 2in1
左側面 LG gram Proシリーズの左側面にはHDMI出力端子とThunderbolt 4(USB4)端子×2を備える。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する(以下同)
右側面 LG gram Proシリーズの右側面にはUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子×2とイヤフォン/マイク端子を備える。なお、同シリーズは日本向けモデルも米国英語(US)配列のキーボードとなる

LG gram 14/15/16/17(2月1日から順次発売)

 メインストリームのLG gramの新モデルは、14型(1920×1200ピクセル)、15.6型(1920×1080ピクセル)、16型(2560×1600ピクセル)、17型(2560×1500ピクセル)の4サイズを用意している(ディスプレイはいずれもIPS液晶)。一般販売モデルのボディーカラーはオブシディアンブラックのみとなるが、一部の販路でのみ販売するモデルではオーロラホワイトとなることもあるという。一般販路モデルの発売予定時期と想定販売価格は以下の通りだ。

  • Microsoft Office付きモデル(Windows 11 Homeプリインストール):2月1日発売
    • LG gram 14(14型):29万5000円前後
    • LG gram 15(15.6型):25万円前後
    • LG gram 16(16型):31万5000円前後
    • LG gram 17(17型):32万5000円前後
  • ビジネス向けモデル(Windows 11 Proプリインストール)
    • LG gram 14(14型):22万円前後(2月中旬発売予定)
    • LG gram 15(15.6型):23万円前後(2月中旬発売予定)
    • LG gram 17(17型):26万円前後(3月上旬発売予定)
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photophoto LG gramシリーズ(左上から時計回りにLG gram 17、LG gram 16、LG gram 14、LG gram 15)
LG gram 14 LG gram 14は、テンキーレスの日本語キーボードを搭載している
LG gram 16 LG gram 16/17は、テンキー付きの日本語キーボードを搭載している(写真はLG gram 16)
LG gram 15 LG gram 15のみ、テンキー付きのUSキーボードを備える
左側面 左側面にはHDMI出力端子、USB Type-C端子×2とイヤフォン/マイク端子を備える。USB Type-C端子の構成はモデルにより異なり、LG gram 14/15は「Thunderbolt 4端子+USB 3.2 Gen 2 Type-C端子(電源入力/映像出力対応)」、LG gram 16/17は「Thunderbolt 4端子×2」となる(写真はLG gram 17)
右側面 右側面にはUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子を備える。LG gram 16/17には追加でmicroSDメモリーカードスロットも用意される(写真はLG gram 14)

LG gram 2in1(3月上旬発売予定)

 LG gram 2in1は、LG gram 14をベースにタッチ操作/ペン入力対応の14型IPS液晶ディスプレイを搭載したモデルだ。ただし、USB Type-C端子は2基共にThunderbolt 4端子で、キーボードはUS配列となる。一般販路向けモデルの想定販売価格は25万円前後だ。

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