Copilotの「トーン」を変えると結果はどう変わるのか? 実際に試してみた:極める!Copilot in Windows(1/2 ページ)

» 2024年02月27日 17時30分 公開
[井上晃,ITmedia]

 Windows 11では、生成AIを活用したチャットbot型のアシスタント機能「Copilot」が導入され、特にOS標準の機能として使えるCopilotを「Copilot in Windows」と呼ぶ。このCopilot in Windowsのチャットでは、「会話のスタイルを選択」というメニューが表示され、具体的に3種類のスタイルを選択できるのが特徴だ。

 一方で、このスタイルを変更するとどのくらい出力に変化があるのかは見えづらく、個々のユーザーがわざわざ検証するのはおっくうだと思う。そこで、本稿では(1)情報検索、(2)メールのひな型作成──という2つの用途を例にCopilotでの出力を試し、「会話のスタイルを選択」が出力するテキストにどの程度の変化をもたらすのか、検証してみた。Copilotの使用感をつかむ際の参考にしてもらえれば幸いだ。

photo Copilot in Windowsのチャットでは、「会話のスタイルを選択」というメニューが表示され、具体的に3種類のスタイルを選択できる

会話のスタイルを変更する方法

 CopilotをサポートするバージョンのWinodwsでは、タスクバーにある「Copilot in Windows」のアイコンをクリックするか、「Windows」+「C」キーの押下で、Copilot in Windowsが起動し、サイドバー状のUIでチャット画面が表示される。

 「会話のスタイルを変更」の選択肢は、このサイドバーを起動し、何もチャットを表示していない状態で表示される。既に何かしらのチャットを進行している場合には、サイドバー右上にある更新のアイコンをクリックすることで、チャット画面をクリアすればよい。

photo Copilot in Windowsのチャット画面には、「会話のスタイルを変更」として「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」という3つの選択肢が表示される。クリックすると、UIの色とともに、出力の傾向が変化する

 具体的に会話のスタイルとして選択できるのは、「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」という3パターンだ。実際には、デフォルトの状態で「よりバランスよく」が指定されているので、ユーザーとしては「より創造的に」か「より厳密に」かを選ぶかどうか、という判断になる。

検証(1):情報検索

 まずは、Copilot in Windowsで情報検索をする際に、会話のトーンがどのような影響を与えるのかチェックしてみよう。情報検索の例としては、「清か(さやか)」の類義語を問う形で検証してみた。

 検証の流れとしては、(1)「より創造的に」で出力 → チャット画面の更新 →(2)「よりバランスよく」で出力 →チャット画面の更新 →(3)「より厳密に」で出力──のように進めた。この流れは以降の検証でも共通する。

 なお、この検証の順番自体が生成AIの出力に影響を与えている可能性もあるかもしれず、さらに同じ指示でも複数回繰り返すことで出力が大きく変化する可能性もある。そのため、以下の検証結果をうのみにすることなく、あくまでもそれぞれのスタイルの傾向を知るという目的で、参考に留めていただければ幸いだ。

 さて、結果は以下の通りとなった。

photo “「清か」の類義語は?”に対するそれぞれの出力結果。左から順に、「より創造的に」「よりバランスよく」「より厳密に」。なお、画面では切れてしまっている部分もあるが、出典のURLや、末尾の次の質問候補については、どのスタイルでも下部にスクロールすれば表示されている

 具体的には、「より創造的」を選択した場合には、引用元のWebページの情報がストレートに載せられていた。一方、「よりバランスよく」を選んだ場合には、引用元のWebページの情報に、わずかな解説文が添えられていた。さらに、「より厳密に」を選択した場合には、情報そのものが記載される形に変わり、視認性よりも実用性が重視された出力になった印象だ。

 出力に対する評価は、人によって変わるだろうが、筆者としては「より厳密に」を選らんだものが無駄がなくて好みだと感じた。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー