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PCの累計生産台数5000万台突破目前! 「島根富士通」が出雲にある理由(2/4 ページ)

» 2024年03月15日 18時30分 公開
[大河原克行ITmedia]

「5000万台記念モデル」はどうなる?

 今まで“節目”で特別モデルを製作したのと同様に、島根富士通では累計生産5000万台の記念(特別)モデルも製作する方向で検討を開始している。同社の神門(ごうど)明社長によると、2024年度第3四半期(2024年10月〜12月)には達成できそうとのことで、思ったよりも早く披露される可能性もある。

神門社長 4000万台達成イベントに登壇した際の神門社長

 5000万台記念モデルについては、島根富士通社内で既に「プロジェクトチーム」が立ち上がっている。まだコンセプト作りの段階だが、同社が創業して以来培ってきた「メイドインジャパンの匠の技」、約35年間に渡り出雲市で行ってきた「出雲でのモノづくりを未来に継承」、将来に向けて地域と共に発展していく「モノづくりの発展と地域共生への願い」の3点を踏まえながら検討を進めていくという。

 歴史ある出雲市には、多くの地元工芸品がある。4000万台記念モデルが天板に八雲塗を施したように、5000万台記念モデルも、地元の工芸技術を採用することを想定している。出雲市では「出雲ブランド」商品の認定を進めており、FCCLのPCもその1つに認定されている。こうした出雲ブランド同士でのコラボレーションもあるかもしれない。

 例えば「出西窯」や「出雲黒柿」、組子細工、ガラスは、出雲市でも人気の地元工芸品だ。もちろん、PCの天板やボディーに陶器やガラスを採用するといったことは考えにくい。ただ、「利用」ではなく「展示」を前提として考える場合は、一般の常識には捉われない発想で検討が進むことも考えられる。

出雲ブランド 出雲市で作られるFMVシリーズ(LIFEBOOKなど)は、2012年に「出雲ブランド」認定されている

 現在同社は「ワーキンググループ」の設置に向けた準備を進めており、新年度が始まる2024年4月から記念モデルの本格的な検討を開始するという。「出雲にこだわり、驚くものを作りたい」と、同社は意気込む。

 どんな特別モデルが完成するのか、2024年秋を楽しみにしたい。

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