スマートロックにありがちな誤解として「(もともとの)鍵を持ち歩かなくてもよくなる」というものがある。間違ってはいないのだが、これではスマートロックが万が一、使えなくなってしまった場合に締め出されてしまう懸念を払拭(ふっしょく)できないだろう。
これは発想を変える必要がある。正解は「ドアの前で鍵を取り出す手間が省けて超ハッピー」だ。
スマートロックを取り付けることで、もともとの鍵を使わずに解錠できるようになるが、だからといって鍵を持ち歩いてはいけないなんてルールはない。いつも通り鍵はカバンの奥底にしのばせておく。ドアの前に立ったら鍵を取り出すことなく、解錠して中に入る──これだけで便利さを強く感じられるはずだ。
一方で、かばんを持たずに出掛けるという人もいるだろう。筆者もスマホと財布、車の鍵だけという機会は多い。そこで筆者は鍵を財布にしのばせることにした。外出時に財布を持たないことはほぼないので、とても安心できる。
多くのスマートロック製品には、解錠して扉を開け閉めすると自動で施錠してくれるオートロック機能が搭載されている。「ごみ出しでちょっと外に出たら、施錠されてしまった」という“あるある”の原因がほぼこれだ。
慣れて使いこなせれば便利な機能だが、人間はついうっかりをする生き物だ。思い切ってオートロック機能はオフで使おう。外出時の閉め忘れを防止したかったのであれば、施錠忘れをスマホに通知してくれる機能で代用できる。もし鍵を閉め忘れたら、アプリから遠隔で施錠すれば済むことだ(Wi-Fi対応の追加アクセサリーを購入する必要がある)。
筆者は「慣れてきた&対策を講じている」ので、60分後にオートロックされるように設定してある。
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