以上のように、ちょくちょく首をひねりたくなる挙動はあるのだが、機能自体は豊富に用意されている。他社の同等品の利用経験があると、不安定に感じることは少なからずあるはずだが、「こういうものか」と思って使えばそれほど問題はないだろう。
一方で、アクティビティゾーンが長方形でしか指定できなかったり、録画データの明るさが一定しなかったりと、そもそも機能が欠落していたり、不安定さがみられる点については、長期間使い込んでいくにつれて、使いづらいと感じる原因になる可能性はある。アップデートで修正されるのを期待しつつ、現時点では注意しておきたいところだ。
実売価格については、他社と比較して割高だった前回の屋内カメラと異なり、本製品は1万7980円(税込み、以下同様)と、ライト搭載の「Ring Spotlight Cam Plus」(2万4980円)と、ライトなしの「Ring Stick Up Cam Battery」(1万1980円)のほぼ中間にあたる。機能的にはちょうど中間なので、価格競争力は十分にあるといっていい。
一方で気になるのは有料のSecureプランで、カメラ台数無制限のプランが、Ringは月350円なのに対して、このArloは月999円。細かいサービスに違いがあるため一概に比較はできないが、RingはもちろんGoogleでも用意されているカメラの盗難補償サービスがArloには見当たらないのはマイナスだ。このあたりが納得できるのであれば、屋外カメラを選ぶに当たっての選択肢に加えておきたい製品だ。
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