うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月19日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米Qualcommは5月22日(現地時間)、同社の最新SoC「Snapdragon X Elite」を搭載した「Snapdragon Dev Kit for Windows」を発表した。Snapdragon Xシリーズなどを搭載する次世代AI PC向けのアプリケーションを開発するための開発環境として利用されることを想定する。
米MicrosoftとQualcommは、これまでもArmアーキテクチャベースの開発者向けPC「Windows Dev Kit 2023」を販売していた。従来はSnapdragon 8cx Gen3を搭載していたが、Snapdragon Dev Kit for Windowsでは最新のSnapdragon X Eliteとなる。主な仕様は下記の通り。
価格は899ドルで6月18日発売予定だ。
米Microsoftは5月21日(現地時間)、年次開発者会議「Build 2024」にて、Copilotの新機能として「Team Copilot」「エージェントとして機能するカスタムCopilot」「Copilot拡張機能」の3つを発表した。
Team Copilotは、Copilotをパーソナルアシスタントではなく、チームメンバーとして機能させるもの。会議のファシリテーターや、グループコラボレーター、そしてプロジェクトマネジャーなどの役割を担い、会議の進行や議題管理、タスク管理などを行う。Microsoft Copilot for Microsoft 365のユーザー向けに、2024年後半にプレビューで利用可能となる。
Copilot Studioの新機能として、独立したエージェントとして機能するカスタムCopilotが作成可能になる。ユーザーの指示に従い、以下のようなことが可能になる。
Copilot Studioの新機能は、限定的なプライベートプレビューとして提供中だ。2024年後半に広く利用可能になる予定だという。
Copilotの拡張機能は、Copilotアクションをカスタマイズし、Copilotをデータや基幹業務システムに拡張できるようになる。開発者は、Copilot StudioまたはTeams Toolkit for Visual Studioを使用してこれらの拡張機能を構築できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.