こんにちは! refeiaです。今回は、今月発売されたワコム初の有機EL液タブ、「Movink 13」を見ていきましょう。最初にお断りですが、ここでは有機ELタブレットも便宜上、“有機EL液タブ”として呼びますね。
本機の位置付けはプロ向けで、価格は11万8800円(税込み、以下同様)です。同じくプロ向けのCintiq Proシリーズは最近ずいぶん高価になってしまったので、逆に安く見えますね。ならば、このMovinkはどんなプロ機なのか……?
じっくり見ていきましょう。
まずは液タブとしてのスペックを見ていきます。
おおむね、しっかりと上位機のスペックになっています。2016年に発売された「Cintiq Pro 13」が“税別”12万8000円だったことを思うと、何もかもが高くなるご時世によくまとめたと思えます。
一方で物足りなく感じるのがフルHDの解像度ですが、これについては後でまた触れましょう。
まずは本機、本当に軽いです。どれくらい軽いかというと、小さな板タブと比べなきゃいけないぐらいです。
宅配便の配送箱が空箱のように軽いらしいという話は前もって聞いてはいたのに、自分が評価機を受け取ったときには「中身入ってないだろこれ!?」と本当に思ってしまいました。
そして、この薄さ!
手でひねってみたのですが、見た目よりも剛性感があります。上下の丸みや側面のくぼみ、横長のゴム足用リブなどを剛性に生かす設計なのでしょう。
実際にどれくらいの耐久性があるかは分かりませんが、個人的には単体で運ぶならバックパックに入れて満員電車などは避けたく、ノートPCなども持つなら多少厳しい環境でも重ねて運べば大丈夫そうかな、ぐらいの印象でした。
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