ワコムが有機ELと出会ったら……極薄で最軽量液タブ「Movink 13」をプロ絵師が試したぞ!:ある日のペン・ボード・ガジェット(5/5 ページ)

» 2024年05月22日 12時00分 公開
[refeia,ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

まとめ

 ではまとめていきましょう

気に入った点

  • 上質で格好良いボディーデザイン
  • ナローベゼルで持ち運びやすいサイズ
  • 有機ELの発色と黒の締まり
  • 420gの超軽量
  • ケーブル1本接続
  • Pro Pen 3付属
  • 文具メーカーコラボも含めた多彩なペン対応
  • マルチタッチ対応
  • 上質な公式アクセサリー

難点になりうる点

  • 今となっては物足りないフルHDの解像度
  • 白黒作業で目立ちやすい偽色
  • Type-C端子から映像出力できないPCとの接続性
  • 有機ELの焼き付きへの心配が精神的ノイズになりがち

 Wacom Movink 13は、薄型軽量で極めて持ち運びに適した液タブです。単に運びやすいだけでなく、ビルドクオリティーや性能の多くが所有欲や出先で使う喜びを満たすものになっており、持ち主の満足感を高めます。これまで仰々しい上位モデルに限られていたPro Pen 3が利用できるようになった、初めての気軽なモバイル寄りのモデルという意味も大きいです。

 また、同社のプロ向け機材としてはリーズナブルな価格設定になっています。それでも安価なデバイスではないですが、ペンやタッチ対応の高品質なモバイルディスプレイとしての使い勝手があり、学習やビジネス用途などまで利用機会を高められることを考えると、クリエイティブ分野のプロ以外でも価格が折り合うケースが多いと言えるでしょう。

 一方で、ピクセル密度の大きいデバイスが当たり前になりつつある現在、フルHDの解像度は陳腐化しつつあり、長期的な満足度に影を落とすおそれがあります。モバイル用途では解像度を上げすぎないメリットは多く、現実的な選択とも言えますが、格好良くてロマンを感じる点が多い本機においては、現実に引き戻されてロマンが霧散してしまう悩ましい点です。

 また、有機ELの特性上、漫画制作などでは液晶よりも偽色が気になる場合があります。白黒のシャープなブラシで主に作業する見込みがある場合は、液晶のモデルと見比べてから検討するのが良いでしょう。

 といったところで……。

 いやー、買ったら絶対に「ちょっとこれ持ってみてよ」ってやりたくなる製品です。文章で数字を書いても軽さは感じ取れないので、機会があればワコムブランドストア新宿で実機を持ってみてください(本機は現状、店頭では販売されていません)。純正オプションのスタンドやケースのセットも含めて、なかなかの世界観だと感じ取れると思いますよ。

ワコム 有機EL OLED タブレット Wacom Movink 13 13.3 Pro Pen 3 フルHD マルチタッチ 特に別売のスタンドは、この作りで格好良くて軽くて頑丈でスムーズの全取りにできるんだ……と感心できると思います。1万2980円という値段も値段ですが……
前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  9. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー