ワコムが有機ELと出会ったら……極薄で最軽量液タブ「Movink 13」をプロ絵師が試したぞ!ある日のペン・ボード・ガジェット(4/5 ページ)

» 2024年05月22日 12時00分 公開
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操作性も良好

 本機は側面に2つの物理キーと、表面に2つのタッチキーがあります。そして、タッチとペンで直接ディスプレイ設定を変更できるOSDが実装されています。

ワコム 有機EL OLED タブレット Wacom Movink 13 13.3 Pro Pen 3 フルHD マルチタッチ OSDは側面にあるキーで呼び出します

 これはイマドキのモバイルディスプレイ的な仕様で、反応もよいので必要に応じてサッと設定を変更できて便利です。運搬して利用する機会が多いのを考えると、輝度の設定がメニュー最上位に出ているのも好印象ですね。

 ドライバのファンクションキーとしては上記のうち3つまでを利用でき、残りの側面キー最低1つが、OSD呼び出し用になります。

Androidスマホでガチ制作!?

 これまであまり触れてきませんでしたが、ワコムはAndroid端末での利用に以前から取り組んでいて、本機もAndroid端末とChromebookに対応しています(Movinkはページの下の方にあります)。

 手元の端末の中では、スマホではないですが「Galaxy Tab S8+」が動作しました。アプリやドライバなどの導入は不要で、接続しただけで表示されてペンも使えるようになり、タッチ操作も含めて13型のAndroid端末のような感覚で操作できます。

ワコム 有機EL OLED タブレット Wacom Movink 13 13.3 Pro Pen 3 フルHD マルチタッチ 接続前に120Hz表示を切っておかないと、ブラシ遅延が大きくなる問題はありました

 セルシスの「CLIP STUDIO PAINT」はフル機能のAndroid版もあるので、最近の高性能なスマホと本機を合わせれば、業務レベルの手の込んだ制作までが見えてきそうで夢がありますね。

使用感も上々 意外な姿勢で描いてしまい驚く

 さて、接続をPCに戻して実際にそれぞれの工程で利用してみましたが、やはり描きやすいです。線画の工程で懸念だったドット感は、自分が使う鉛筆系のブラシではさして気になることはなく、特に手を動かしている間は気にする余裕はありません。

ワコム 有機EL OLED タブレット Wacom Movink 13 13.3 Pro Pen 3 フルHD マルチタッチ 偽色もほとんど気になりません

 13型フルHDといえばCintiq Pro 27とだいたい同じピクセル密度で、実用上問題がある仕様というわけでもありません。そして彩色から仕上げでは、フルHDは遅くないPCで使ったとしても4K(3840×2160ピクセル)よりサクサク感が向上するので、作業中の気分は悪くないです。

ワコム 有機EL OLED タブレット Wacom Movink 13 13.3 Pro Pen 3 フルHD マルチタッチ Pro Pen 3は軽い筆圧が特に自然で、ブラシ設定を変えずに濃くも薄くも塗りやすいです

 全体として、普段使っている「Cintiq Pro 17」よりも若干ツルツルした描き味なの以外は、ほとんど違和感なく作業できました。ドット感が気になる瞬間は正直ありますが、イラスト自体よりもアプリの文字を見ているときが主でした。

 そして特に印象的だったのが、リラックスした姿勢でも作業できてしまうことです。

 本機がめちゃくちゃに軽いので、ポンと手に取り、椅子にもたれて、足を組んだモモの上でスルスルと落書き、みたいな動作を自然にしてしまい、上位機だからガチ作業だろうと思っていた自分としては意外で、楽しくもありました。

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