AMDは6月2日(台湾時間)、プロ向けハイエンドGPU「Radeion PRO W7900」にデュアルスロットモデルを追加することを発表した。北米では6月19日に発売される予定で、想定販売価格は3499ドル(約55万円)となる。
Radeion PRO W7900のデュアルスロットモデルは、複数台のGPU(グラフィックスカード)を組み込むワークステーション、あるいはプロ/ハイアマチュアのコンテンツクリエイター向けに「よりコンパクトな選択肢を用意」する目的で開発されたという。カードの全長は、既存モデル(3スロットモデル)と同じ約280mmに抑えられている。
その他、主な仕様は以下の通り。
グラフィックスメモリ:48GB(GDDR6/ECC機能付き)
映像出力:DisplayPort×4(うち1基はMiniサイズ)
消費電力(TBP):295W
コンテンツ制作の場面でも、競合のNVIDIA製GPU(RTX 5000 Ada/6000 Ada)と比較して価格当たりのパフォーマンスに優れているとアピールしている。絶対性能の比較ではないことに注意は必要だが、処理能力とコストのバランスを取りたいという場合は良い選択肢であるともいえる今回の発表に合わせて、AMDは機械学習/ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)向けソフトウェアプラットフォーム「AMD ROCm 6.1」のRadeon/Radeon PRO向けバージョンを公開した。
本プラットフォームを利用できるのは以下のGPU(グラフィックスカード)だ。
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