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AMDのプロ向けGPU「Radeon PRO W7900」にコンパクトなデュアルスロットモデル登場 複数枚運用やコンテンツ制作に威力を発揮:COMPUTEX TAIPEI 2024

» 2024年06月03日 12時00分 公開
[井上翔,ITmedia]

 AMDは6月2日(台湾時間)、プロ向けハイエンドGPU「Radeion PRO W7900」にデュアルスロットモデルを追加することを発表した。北米では6月19日に発売される予定で、想定販売価格は3499ドル(約55万円)となる。

Radeion PRO W7900(デュアルスロット) Radeion PRO W7900にデュアルスロットモデルが登場する

Radeion PRO W7900(デュアルスロット)の概要

 Radeion PRO W7900のデュアルスロットモデルは、複数台のGPU(グラフィックスカード)を組み込むワークステーション、あるいはプロ/ハイアマチュアのコンテンツクリエイター向けに「よりコンパクトな選択肢を用意」する目的で開発されたという。カードの全長は、既存モデル(3スロットモデル)と同じ約280mmに抑えられている。

 その他、主な仕様は以下の通り。

  • 演算ユニット(CU):96基
  • AIアクセラレーター:192基
  • ピーク演算能力(FP16):123TFLOPS

グラフィックスメモリ:48GB(GDDR6/ECC機能付き)

映像出力:DisplayPort×4(うち1基はMiniサイズ)

消費電力(TBP):295W

厚み減少 従来の3スロットモデル(左)から全長を据え置きつつ、2スロット分の厚みに抑えた
スペック 基本的なスペックは3スロットモデルと変わりない。スペースが限られるデスクトップワークステーションで複数枚運用する場合に、厚みの削減は大きなメリットとなる
1枚でも コンテンツ制作の場面でも、競合のNVIDIA製GPU(RTX 5000 Ada/6000 Ada)と比較して価格当たりのパフォーマンスに優れているとアピールしている。絶対性能の比較ではないことに注意は必要だが、処理能力とコストのバランスを取りたいという場合は良い選択肢であるともいえる

AMD ROCm 6.1 for Radeon GPUsも登場

 今回の発表に合わせて、AMDは機械学習/ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)向けソフトウェアプラットフォーム「AMD ROCm 6.1」のRadeon/Radeon PRO向けバージョンを公開した。

 本プラットフォームを利用できるのは以下のGPU(グラフィックスカード)だ。

ROCm 6.1 for Radeon GPUs Radeon PRO/Radeon向けのROCm 6.1もリリースされる
LLM LLM(大規模言語モデル)では、Radeon PRO W7900のグラフィックスメモリの容量が存分に生かせる(こちらも、絶対性能ではなく価格当たりのパフォーマンスを示しているので注意)

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