VAIOのブースでは法人向け「VAIO Pro」シリーズを多数展示していたが、本イベントで本当に見せたいのは「ソコワク」だ。
ソコワクは、意識せずつなげられるVPNソリューションだ。出先から資料を見るのに社内LANへ接続するのに、IDや長いパスワードが必要になることがあるが、ソコワクがあればPCを立ち上げるだけで自動接続が可能になる。常に社内ネットワークへ接続するため、インターネット上のセキュリティリスクにさらされる恐れもない。
外出の多いセールスパーソンを抱えている企業だけでなく、報道関連など全国各地に少人数ずつの拠点を持つ企業や、そもそも大企業ではないが事業所をいくつか抱えている企業など、専用線を引くほどではないもののセキュリティは確保したいという事業者で利用されているという。
担当者は「IDやパスワードを忘れたのですぐに教えてほしい、などのトラブルもないためIT管理者の手離れも良い」とメリットを解説してくれた。
アイ・オー・データ機器では、ディスプレイを活用したデジタルサイネージを提案するブースを大々的に展開していた。
高解像度のディスプレイだけでなく、非常に横長のディスプレイもデジタルサイネージとして見せていた。マルチデバイス管理サービス「IDM」(I-O DATA Device Management)で制御できる「スマホで簡単デジタルサイネージ」は、スマホで撮影したものを標準写真アプリで加工してSDメモリーカードに保存する。それをセットトップボックスに挿入してサイネージで自動再生するというものだったが、それをさらに拡張したのがInstagramなどのSNSに投稿したものと連動したデジタルサイネージだ。
こちらはテスト段階だが、Android OSを搭載したセットトップボックスにSNS連携アプリをインストールしておき、そのアプリとInstagramアカウントを連携させることで、最新5件の投稿をスライドショーで表示できる。
飲食店であれば新メニューを、美容室であればヘアスタイルなどを撮影して表示させることで、顧客への提案を行える。アスペクト比4:3のディスプレイの新しい活用法としても社内で注目を集めているそうだ。
Android OSを搭載したセットトップボックスをディスプレイに接続する。セットトップボックスにはSNS連携アプリをインストールした上で店舗のInstagramアカウントと連携させておけば、投稿するだけで自動的にコンテンツが表示できるという仕組みだ
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