日本AMDのブースでは、Ryzen AIプロセッサを採用したさまざまなノートPCに加え、HPC/AI向けGPUアクセラレーターの「AMD Instinct MI300X」などを展示していた。
目を引いたのが、「SX-Aurora TSUBASA」の展示だ。NECのベクトル型スーパーコンピュータシリーズの1つだが、目立つ真っ赤なカードではなくAMDとして強調したいのはAMD EPYC搭載のデル製サーバだった。
日本AMDブースにいたNECの担当者は、「EPYCは1つのCPUに搭載できるコア数が多く、コア数を賄うため複数のCPUを搭載するより電気を食わず熱も出さない。大量の計算をGPUなしに行えるので、GPU増設に伴うCPUやメモリの増設も不要でサーバをコンパクトにできる。SX-Aurora TSUBASAと組み合わせれば、消費電力などにおいてバランスが良い」と説明してくれた。
また、「AMD FPGA×AI」のデモ展示では、2基のAIモジュール「AMD Alveo U30」と「AMD Alveo U50LV」によりカメラが捉えた映像の中の人をリアルタイムに認識し、認識した結果をモニターに表示していた。「今回は見やすくするために大きなPCケースに入れているが、実際にはこの大きさで実現する」とのことだ。
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