授業で使う(教務)PCと、教材作成や事務処理で使う(校務)PCは1つの方が望ましいとする声もあるようだが、教室に校務も行うPCを持ち込みたくないというニーズも一定数あるという。そのような教職員にぴったりなのが「VAIO Pro BM」だ。
ディスプレイサイズは16型ワイドなので、横に長いスプレッドシートでも一度に見渡せる。入力しやすいアイソレーションキーボードにはテンキーもあり、テストの点数などを入力する際、別にテンキーを用意しなくて済む。16型と大きいのに重さ約1.65kgと比較的軽いのもいい。
VAIOでは、どのノートPCでもディスプレイを立ち上げれば自然とキーボードに傾斜がつくような設計で、これにより入力のしやすさ、押し下げることで開くLANポートの搭載などが可能になっている。また、底面ではなく背面に吸気口を設けているため、膝の上や布団の上などで使ったとしても、熱暴走を起こさず、安定的なパフォーマンスを得られるというメリットもある。
VAIOといえば、底面の美しさが特徴的だが、よく見るとネジが多い。この理由は「ノートPCを開いたまま移動させる人は、パームレストの角をつかみがちだから」とのこと。つまり、重さでたわむかもしれないような場所を持ってしまう人が多い(筆者も例に漏れずそうである)。
そうすると、基盤がゆがんでしまう可能性が出てくる。強度を高め、ゆがみを最小限にし、故障率を押さえるためにネジ止めする箇所を増やしているのだ。コストがかかっても、教職員の業務を止めたくないという意気込みを感じさせられた。
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