ボディー自体は昨今のサステナビリティの観点から、再生アルミニウム合金を利用している。アルミニウム合金をただ使うだけでなく、アルマイト処理(表面処理)を施して耐食性、耐摩耗性を向上させている。さらに、着色アルマイト処理を施すことで、きれいな色と手触りの良い質感となっている。アルマイト処理を施す際に生まれる微細な孔に染料を吸着させて着色させている。
製品が手元に届いてから何度かバックパックに入れて持ち運んでいるが、特に摩耗による傷もできていないため、長い間きれいな状態で使えそうだと感じている。ただし、最近のモバイル用ノートPCとして見ると、重量は約1.34kgと少々重い。実際、筆者もこれまで利用していたモバイル用ノートPCが約1kgだったので、持ってみるとしっかりとした重量を感じる。
とはいえ、持ち運びしづらい重さでもないため、慣れてしまえばどうってことはなさそうだ。対抗モデルであるMacBook Airが約1.24kgと考えると、他社のWindows ノートPCが軽すぎるだけなのかもしれない。
今回購入した13.8型モデルは、解像度が2304×1536ピクセル(アスペクト比3:2)のタッチディスプレイを搭載している。前モデルの「Surface Laptop 6」と比べると、本体の長さと幅が若干小さくなっているが、ディスプレイサイズが0.3型ほど大きくなっており、その分の解像度も少し増えている。ただ、厚さが約0.8mmほど分厚くなっている。
さらに、リフレッシュレートは最大120Hzの可変リフレッシュレートが採用されており、モバイルノートPCながら動画をはじめとした動きのあるコンテンツをさらに快適に楽しめるようになっているのも、前回モデルからの大きな変更点だ
主なインタフェースは左側面にUSB 3.2 Gen 2 Standard-Aポートが1基、USB4が2基、3.5mmヘッドフォンジャックが1基となっており、モバイル用ノートPCに必要なポートは一通りそろっている。
右側面にはSurfaceではおなじみのSurface Connectポートが搭載されている。付属のACアダプターを接続できるため、充電もできるType-Cポートを占有せずに済む。
また、純正ドッキングステーション「Surface Dock 2」を接続すれば、本体のType-Cポートを占有することなく多くの周辺機器を接続できる。なお、Surface Dock 2の製品ページにはSurface Laptop(第7世代)はサポート対象製品として記載されていないが、日本マイクロソフトのテクニカルサポート窓口でサポート対象である事を確認している。
残念ながら、Surface Laptop 13.8型モデルにはmicroSDメモリーカードリーダーが搭載されていないため、OneDriveの同期先をmicroSDメモリーカードリーダーに指定できないのが残念なポイントだろうか。15型モデルであれば、microSDメモリーカードリーダーが搭載されているが、持ち運びを考えると悩ましいところだ。
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