米Microsoftは7月15日(現地時間)、Windows 11 バージョン24H2以降およびWindows Server 2025に「チェックポイント累積更新プログラム」を導入すると発表した。更新プログラムのサイズが小さくなり、時間や帯域、ストレージの容量を節約できるという。時期は2024年後半を予定している。
Windows 11で毎月配信される品質更新プログラムは、Windows 11の当該バージョンが製品版(RTM:released to manufacturing)がリリースされた時点から累積的に構築されており、最新の月次リリースには、RTM以降にリリースされた全ての修正がバイナリ差分の形で含まれている。
ユーザーは迷うことなく最新の更新プログラムを適用すればいいという明快さがメリットの反面、RTM以降の全ての修正が含まれるため、パッチファイルのサイズはどうしても大きくなる。
これに対してチェックポイント累積更新プログラムでは、RTMだけではなく、複数のチェックポイントを生成する。これにより、更新プログラムには前回のチェックポイント以降の差分のみが含まれるので、ファイルサイズを小さくすることができる。
チェックポイント累積更新プログラムは、Windows Insider Preview ビルド 26120.1252(Devチャネル)でプレビューが開始される。
OBS Projectは7月13日(現地時間)、ライブ配信ソフト「OBS Studio」の最新バージョン「30.2」をリリースした。
本バージョンでは、Twitchでは「高度な配信」(Enhanced Broadcasting)とも呼ばれるマルチトラックビデオストリーミングをサポート。また、β版ではあるが、Hybrid MP4出力に対応している。
マルチトラックビデオストリーミングは、ストリーミング時に、元のストリームとは異なる複数のビデオ品質を作成して配信する機能。例えば1080pでストリーミングする場合、720pや480pのバージョンも同時に作成され、視聴者が環境によって最適な品質を選ぶことができる。
Twitchではこれまで、トランスコーディングオプションとして特定のパートナー向けに提供していたが、OBS Studio 30.2を利用すれば全ての配信者が同様の機能を利用できる。ただし、サポートされているのはWindows 10または11のみで、NVIDIA GeForce 900シリーズ以降(NVIDIA ドライバー 545.92 以降)、AMD Radeon RX 6000/7000シリーズ以降(AMD Adrenalin 24.4.1 以上)が必要になる。
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