「Snapdragon X Elite」って結局どうなのよ? ASUS JAPANの「Vivobook S 15」(S5507QA)を試して分かったこと(6/6 ページ)

» 2024年08月15日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]
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放熱設計は優秀 ハイレベルな静音運用も可能

 ファンモード別のパフォーマンスと動作音を見てみると、スタンダードやウィスパーでは相応にパフォーマンスが下がるが、静音性がグッと増す。ウィスパーモードでもネイティブのパフォーマンスはかなりのものだ。

 放熱に関しても優秀で、室温27.5度とやや高めの環境でもフルスピードモードやパフォーマンスモードでも手がよく触れるパームレストは最大でも体温と同等以下と快適に利用できた。

ASUS JAPAN Vivobook S 15 S5507QA 15.6型 Copilot+ PC Snapdragon X Elite AI PC CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)の動作モード別スコア
ASUS JAPAN Vivobook S 15 S5507QA 15.6型 Copilot+ PC Snapdragon X Elite AI PC 動作音の測定結果(室温27.5度/暗騒音34.9dB/本体正面から5cmで測定)
ASUS JAPAN Vivobook S 15 S5507QA 15.6型 Copilot+ PC Snapdragon X Elite AI PC CINEBENCH 2024実行後約10分経過時点でFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー(室温27.5度)。手が触れるパームレストの温度はうまく抑えられている

最初のCopilot+ PCとして手堅くまとまった製品

 Vivobook S 15(S5507QA)について掘り下げてみてきた。優れたパフォーマンスでありながら電力効率も高く、ボディーの熱設計に応じた柔軟な運用ができるという万能プロセッサであるSnapdragon X Elite(X1E-78-100)の特徴を生かしつつ、Copilot+ PCの第一弾として手堅くまとめた製品といった印象だ。

 15.6型で約1.42kgの薄型のフォームファクターのボディーは、同社製品としては比較的地味な印象ながら、普段使いの使い勝手にストレスのないサイズと持ち運びやすさを両立している。MyASUSユーティリティーで動作モードを選ぶことで、パフォーマンス志向のPCとしてもバランス型のPCとしても、静音志向のPCとしても運用できる点は、Snapdragon X Eliteというプロセッサの特徴にフィットしており、魅力をうまく引き出しているといえる。

 Copilot+ PC/新しいAI体験という目新しい要素、Armアーキテクチャ/Arm版Windows 11というクセのあるプラットフォームを採用する一方、ハードウェアは手堅く完成度が高いので、Copilot+ PC、Arm版Windows 11、Snapdragon X Elite搭載機を試してみたいという人のリファレンス的な存在として適しているだろう。

ASUS JAPAN Vivobook S 15 S5507QA 15.6型 Copilot+ PC Snapdragon X Elite AI PC
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