レノボ・ジャパンの「Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9」は、約1.28kgのスリムなボディーに14.5型有機ELディスプレイ、QualcommのSoC「Snapdragon X Elite(X1E-78-100)」を搭載する薄型軽量ノートPCだ。Microsoftが定義する「Copilot+ PC」の要件を満たしており、Windows 11(バージョン24H2)が提供する新しいAI体験ができる最先端のAI PCだ。
今回は実機を借用したので、その性能や使い勝手を検証していく。
ボディーはスリムで軽量、そして美しい。「コズミックブルー」と呼ばれる深みのあるダークブルーが印象的だ。ディテールも丁寧に作り込まれており、狭額縁デザインや有機ELディスプレイの美しさと合わせて、とても洗練されている。
このボディーは、米軍の調達基準である「MIL-STD-810H(MIL規格)」に準拠したテストをクリアする頑丈さも併せ持つ。
同社の「Yoga」と聞くと、コンパーティブル式の2in1ノートPCのイメージが強いが、本製品は2in1ではなく、ラップトップスタイルのみで利用できるクラムシェル型ノートPCだ(現行のYogaブランドは、コンシューマー向けプレミアムラインという位置付け)。
バッテリーの容量(定格値)は70Whと、比較的大容量だ。公称の駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)基準では、動画再生時で約19.6時間、アイドル時で約16.6時間となっている。JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)基準では約19.6時間だ。
JEITA 3.0における駆動時間では動画再生時の方が長いのは、カタログの誤記の可能性もあるが、いずれにしても長時間の駆動は問題なさそうだ。
付属のACアダプターはUSB PD(Power Delivery)対応で、最大出力は65Wとなる。実測サイズは46(幅)×90(奥行き)×27(厚さ)mmで、ケーブル込みの実測重量は291gだった。
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