レノボの14.5型Copilot+ PC「Yoga Slim 7x Gen 9」を試す 静音/長時間駆動にワンランク上のビジュアルとサウンドが魅力!(4/4 ページ)

» 2024年09月05日 17時00分 公開
[マルオマサト,ITmedia]
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ポート類は「USB4」のみ

 画面の上部には約200万画素のWebカメラ(フルHD撮影対応)と、アレイマイクを装備している。カメラには顔認証用赤外線(IR)カメラも統合している。また、カメラは電子式プライバシーシャッターを備えており、そのスイッチは側面にある。

カメラ 画面の上に1080p対応Webカメラ(顔認証用IRカメラ統合)とアレイマイクを搭載している。
プレゼンス検知 センサーを使った「プレゼンスセンシング」にも対応しており、離席時にデバイスを自動でスリープ状態にすることも可能だ
プレゼンス検知 プレゼンスセンシングでは、スリープに入る距離やスリープを解除する距離を設定可能だ

 外部ポートの構成はシンプルで、USB4(USB Type-C)端子を左側面に2基、右側面に1基装備するのみだ。いずれも、画面出力(DisplayPort Alternate Mode)とUSB PD(Power Delivery)によるPCの充電に対応している。

 他に端子はないため、USB Standard-Aプラグを持つ機器はもちろん、3.5mmジャックを備えるイヤフォン/ヘッドフォン、カードリーダーなどを直接つなぐことはできない。ここは、ユーザーによって良しあしの分かれそうな部分といえる。

 ワイヤレス通信は、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応の無線LANとBluetooth 5.3を標準装備している。

左側面 左側面にはUSB4端子を2基備える。端子の間にあるのはバッテリーの充電状況を表示するLEDランプだ
右側面 右側面にはUSB4端子、電源ボタン、カメラのプライバシーシャッター(電子式)のスイッチがある。

高パフォーマンスと長時間駆動を両立

 ベンチマークテストの結果を見よう。比較対象として、同じSoCを搭載するVivobook S 15 S5507QAやOmniBook X AI PCのスコアも掲載しているが、値だけを見るとVivobook S 15 S5507QAに近く、一部上回っているテストもある。

 Vivobook S 15 S5507QAは15.6型で約1.42kgと、本機よりやや大きなフォームファクターを採用している。そのことを考えると、サイズの割にパフォーマンス面で健闘しているといえる。

 PCMark 10のバッテリーテスト(Applications Battery Life)による実測のバッテリー駆動時間は、約17時間36分だった。Snapdragon X Eliteの電力効率の良さもしっかり生かされている。

テストに利用した環境 テストに利用した環境
CINEBENCH 2024 CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較
Geekbench 6 Geekbench 6のスコア比較
PCMark 10 PCMark 10(Applications)のスコア比較
バッテリーテスト PCMark 10のバッテリーテスト(Applications Battery Life)では、残量2%まで17時間34分動作した
3DMark 3DMarkのスコア比較
FF14ベンチマーク FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(1920×1200ピクセル/ノートPC標準品質)のスコア(エミュレーターを介した動作)
動作音 動作音の測定結果(室温28度、暗騒音34.9dB、本体正面から5cmで測定)
サーモグラフィー CINEBENCH 2024の実行後、約10分経過時点で「FLIR ONE」で撮影したサーモグラフィー(室温28度)。左パームレストの最高温度は37.5度で、高負荷時には少し暖かさを感じてくる

エンタメ適性の高いスマートかつ先進的なCopilot+ PC

 Lenovo Yoga Slim 7x Gen 9について詳しく見てきた。

 本機はCopilot+ PCの中でも、洗練されたビジュアル、画面の美しさ、サウンドの臨場感は印象に残った。新しいAI体験、プレゼンスセンシング、USB4に集約されたインタフェースなど、先進性が満載だ。スマートに洗練されたCopilot+ PCに仕上がっている。

 今回レビューした構成の直販価格は、税込みで25万6300円となる。CTOモデルの最小構成(16GBメモリ/512GB SSD)の価格は22万5940円だ。率直にいうと、Snapdragon X Eliteを採用するがゆえに、現時点では実用PCとしては使いづらい面もあり、万人におすすめできる製品ではない。しかし、Copilot+ PCの先進性を体験したい人ならば、検討に値するだろう。

(機材協力:レノボ・ジャパン合同会社)

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