Snapdragon X PlusはArmアーキテクチャのCPUであり、OSにはArm版Windows 11(24H2)を導入している。x64アプリもエミュレーションで動作するが、一部動作しないアプリがあるのに加え、エミュレーションで動くx64アプリもArmネイティブアプリ(Arm64ECを除く)とは相互運用ができないなど、互換性には注意が必要だ。
特にペンタブレットのドライバなど、普段使っている周辺デバイスやアプリの対応状況を事前に確認しておきたい。
一方、Arm版Windows 11にはx64版Windows 11に先がけて新しいローカルAI機能が導入されており、NPUを活用した高度なカメラ効果や画像生成などの新しいAI体験を得られる。Cocreatorなどペンでのスケッチから画像を生成可能だ。
通信機能はWi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.3を標準で装備する。
本体にはUSB4(USB Type-C)端子が2基あり、SDメモリーカードスロット(SDXC対応)も装備する。USB Type-C端子は、2基とも画面出力(DisplayPort Alternate Mode)とUSB PDに対応しており、充電端子も兼ねている。
なお、SDメモリーカードスロットの速度仕様については公式スペックに記載はないが、手持ちのUHS-II対応カードは本来のパフォーマンスで利用できたので、UHS-IIには対応しているようだ。
液晶ディスプレイの上部に約491万画素のWebカメラと顔認証用IRカメラを搭載し、背面にはアウトカメラとして約1324万画素のオートフォーカス対応の高画素カメラを内蔵する。Webコンテンツ用の写真や動画素材を撮影するには十分なクオリティーだ。
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