XRグラス「RayNeo Air 2s」、エンタメ用途はバッチリ! じゃあビジネス活用では……?「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(3/3 ページ)

» 2024年09月17日 12時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

関連グッズの活用で、さらに快適に

 RayNeo Air 2sの関連グッズである「RayNeo Pocket TV」も試してみました。これは、Google TVが内蔵されているバッテリー付きリモコンです。

photo グラスよりも多少小幅なサイズ感

 画面のないAndroidスマホみたいなものです。Androidそのままというわけではありませんが、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Hulu、Netflixなど、さまざまな動画アプリが動作します。Androidアプリの追加も可能で、私がよく使うDLNAに対応した「nPlayer」というアプリも利用できました。最大2TBのmicroSDメモリーカードも使えたので、直接データを入れて持ち運ぶことも可能です。

 このPocket TVにRayNeo Air 2sをUSB Type-C接続するだけで、大画面で動画を見られるというわけです。Pocket TVは物理ボタンがあるのが素晴らしく、動画を見るには最高の端末だと感じました。

 十字カーソル移動、決定、戻る、アプリキー、音量調節など、よく使う操作が手元で物理操作できます。やはり物理キーは最強です。

 蛇足ですが、妻は面倒な機器はすぐに使わなくなります。しかしこの組み合わせはシンプルで操作に迷うこともなく、珍しく「このセットは欲しい」と言われました。ドラマなど、手軽に見たい時に使い勝手がいいようです。

photo 音声入力ボタンもあるので、検索もさほど苦になりません。十字ボタンの形が懐かしのiPodのクリックホイールをほうふつさせますが、残念ながらそうした使い方はできません

 また、Pocket TV以外にも、Nintendo Switchと接続するための「JoyDock」という関連機器もあります。こちらは試せていませんが、バッテリー搭載しているため、電源がない場所でもゲームが遊べます。

photo 公式サイトより。重量はさておき……構成はシンプルですね

個人的には、Steam Deckに接続しての利用が素晴らしい

 私は、手軽にゲームをプレイしたい時は「Steam Deck」を使用します。しかし、やはり手元の画面を見てプレイすることになるので疲れやすいというのと、本体自体が重いです。とはいえ、ディスプレイ等に接続してまでSteam Deckを使うかというと、それならばPCでSteamを起動すればいいや、となります。

 しかし、Steam DeckはUSB Type-C接続が可能なので、RayNeo Air 2sとケーブル1本で接続するだけで大画面でプレイできるようになります。Steam Deck LCDは、4K/120Hzの外部出力が可能です。RayNeo Air 2sの120Hz表示が生かせることになります。もちろん、どれだけのリフレッシュレートが出せるかは、Steam Deck本体の性能に依存します。

 画面表示とコントローラーが分離できることで、机に置いたままや違った体制でゲームをプレイすることが可能になります。

photo 初代のSteam Deck LCD。コントローラー一体型なので、どうしても姿勢が限られてきます

 私は普段はメガネをするので、こうしたグラスを使う時はコンタクトを装着する必要があります。しかし、コンタクトの装着は何かと手間がかかります。

 RayNeo Air 2sは、矯正メガネを装着できる機構が用意されています。この手のレンズを作っているお店としてはJUN GINZAさんが有名ですが、問い合わせしたところ、RayNeo Air 2sの専用レンズも作成可能とのことでした。後日、作ろうと考えています。

エンタメ利用は良し! 何を最優先にするかがポイントか

 快適なエンタメ利用と考えると、RayNeo Air 2s+RayNeo Pocket TVといった組み合わせは非常にオススメです。装着感の快適さもあってか、「エンタメ用途にどれか1つを選んでください」と言われたら、私はRayNeo Air 2sを選びます。

 しかし、PCでの活用やAR空間の体験といった、プラスαの使い方をしたいと考えた時、他の製品も視野にいれた方が良いと思います。他の競合製品と比べてRayNeo Air 2sは安いというわけではありません。Amazon.co.jpではクーポン利用で約6万円です。こうしたXRグラスに何を求めるかをよく検討した上で、選択されると良いかと思います。

photo RayNeo Pocket TVも入る純正ケース。使い勝手が良く気に入りました
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」第5弾のラインアップを決める“ユーザー選挙”投票受付を開始 (2026年06月10日)
  10. サンワ、ノートPCやタブレット背面を冷やせるペルチェ冷却クーラー (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー