米Appleは9月16日(現地時間)、「iOS 18」のリリースと同時に、「iOS 17.7」もリリースした。
アップデートのページには、iOS 18にアップデートできる端末でもまず「iOS 17.7」アップデートの画面が表示されるので、やや混乱を招いているようだ。
この画面でさらに下にスクロールすると、アップデート対応端末では「iOS 18」アップデートの画面になる。
iOS 17.7は、まだiOS 18にアップデートしたくないユーザーのための、セキュリティ更新だけが可能な選択肢のようだ。iOS 18では多数の新機能が利用可能になるが、WWDCで発表したAI機能「Apple Intelligence」はまだ利用できない。また、こうした大型アップデートではすぐに修正が行われることが多い。
なお、iOS 17対応モデルはすべてiOS 18にアップデート可能だ。
iOS 17.7では、16件の脆弱性に対処する。Appleは脆弱性の重要度を明示しないが、悪用されると攻撃者が任意のファイルを書き込む可能性のある脆弱性などが含まれるため、早めの更新をお勧めする。
iOS 18では、iOS 17.7の脆弱性に19件加えた35件の脆弱性に対処する。
いずれも、今回は「積極的に悪用された可能性のある」脆弱性はない。
iOS 18の新機能については別記事を参照されたい。
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