「iOS 18」ではホーム画面の好きな場所にアプリを配置OK 「神アプデ」の一方で「Androidの何周遅れだよ」との声もふぉーんなハナシ

» 2024年06月13日 06時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 米Appleが6月10日(現地時間)、開発者向けイベント「WWDC24」で発表し、秋のアップデートを予告している「iOS 18」。アップデート内容にアプリ位置の変更が含まれる。しかし、X(旧Twitter)では一部に冷めた意見もある。一体、どういうことなのか。

 Appleはニュースリリースで、iOS 18を「まったく新しいカスタマイズオプション、写真のかつてないほどの大幅な再設計、つながりを保つためのパワフルなアップデート」などとアピールしている。

 トピックとなっているのはUI(ユーザーインタフェース)。具体的には、ホーム画面やコントロールセンターでより幅広いカスタマイズが可能になったことだ。

 Appleは「ホーム画面上の任意の空きスペースにアプリやウィジェットを配置したり、ロック画面の下部にあるボタンをカスタマイズしたり、コントロールセンターでより多くのコントロールに素早くアクセスしたりできるようになる」と説明する。

 ただ、これだけではどういうことなのかをイメージしづらく、何がどう変わったのか分からないため、この記事で少し解説する。

iOS Android Appleのニュースリリースより。iOS 18では「新しいレベルのカスタマイズ」が可能になったという
iOS Android 基調講演で紹介された、iOS 18の新しいホーム画面

意図的に空白を作り、壁紙を阻害しないUIヘ

 現行バージョンのiOS 17のiPhoneを確認すると、縦と横の全てをアプリで埋め尽くす仕様であることが分かり、空いたスペースを意図して作ることはできない。アプリを新しいページに移動しても、左上から強制的に配置されるので、好きな位置に置くことができない。

 空きスペースにウィジェットを貼り付けることはiOS 17でもできるが、例えば、上何段かにウィジェットだけを、真ん中の段を空白にし、下段にアプリを並べる……というかゆいところに手が届くような仕様ではない。

 WWDC24のデモや、Appleがニュースリリースで公開した画像を見ると、上何段かを意図して空けておき、ホーム画面に設定した壁紙をアプリやウィジェットが阻害しないようにできる。さらに、アイコン全体のカラーを変更することもでき、よりカスタマイズの幅が増した。

iOS 18 これまで、ホーム画面のアプリは左上から順に配置され、この壁紙だと、犬の顔の上にアプリが重なってしまっている
iOS 18 しかしiOS 18なら、複数のアプリをまとめて別の場所に移動させられる
iOS 18 犬の顔が隠れることなくアプリを配置できた
iOS 18 ウィジェットも好きな場所に置ける
iOS 18
iOS Android アプリのカラーを一括で変更することも可能になった

Androidユーザーからすれば「今さら」だけどiPhoneユーザーには「ついに来た!」

 Appleはニュースリリースで、今回のアップデートについて「新しいレベルのカスタマイズと性能」と紹介しており、SNSでも「神アプデ」と称賛する声があるが、その一方で、「何周遅れだよ」「Androidでは10年前からある」との突っ込みも。実際、Androidでは初期のバージョンから、ホーム画面の任意の場所にアプリを配置できた。

 過去にも、Androidが先行して対応した機能を、Appleが後追いで対応して称賛されたケースはあった。例えば、ハードウェアではFeliCaやワイヤレス充電、ソフトウェアではウィジェットやロック画面のショートカットなどがそうだ。

 アプリの配置場所変更は、Androidから10年以上というかつてないほどブランクのある後追いで、もはやiPhoneが対応していないことが当たり前になっていた。それだけに、冷めた目で見てしまう一方で、iPhoneユーザーにとっては「ついに来た!」と思わせる待望のアップデートなのだろう。ともあれ、実際の操作感はアップデートして確かめたいところだ。

iOS 18 Androidでは、初期の頃からアプリはホーム画面の好きな場所に置けるようになっている。画像は2010年に発売されたモデルで、2011年3月の記事より

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2024年07月20日 更新
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