Appleは9月17日(日本時間)、iPadOS 18の配信を開始した。これまでiPadで利用できなかった機能を新たに追加した他、トレンドの生成AIへの対応が主なアップデート内容となる。
iPadユーザーにとって待望の「計算機」アプリは純正だ。大画面向けに最適化されており、iPhoneとは異なる見た目と使い勝手となっている。非純正アプリはApp Storeにて入手できるが、OS標準搭載の機能として加わった格好だ。計算機能だけでなく、長さや重さ、通貨などの単位を換算できる機能、手書き入力などを利用できる。
写真アプリでは、人物毎、ペットごとの写真や、出来事に関連した写真を一覧で表示できるようになった。Safariでは、ページごとに異なる情報を素早く得る機能や、記事の内容を要約する機能を利用可能になった。
ダークモードの利用時には、壁紙だけでなく、アプリのアイコンまで暗くできる。アプリのアイコンの色を変更することも可能で、テーマに合うトーンにそろえられる。
M1以降のiPadでは、生成AIベースの「Apple Intelligence」を利用できる予定。ユーザーの文脈を理解した回答ができるSiriや、簡単に画像生成できるツール「Image Playground」も利用できるようになる。Apple Intelligence関連機能について、Appleは「2024年内に米国英語のベータ版から公開予定」としており、iPadOS 18.1で対応予定だ。
対応デバイスは次の通り。
iPadOS 18には、iPad固有の性能に沿ってデザインされた大幅なアップデートが含まれます。また、Apple Pencilに合わせて再設計された、タスクを効率的に片付ける新しい方法も登場します。ホーム画面、ロック画面、コントロールセンターをまったく新しい方法でアレンジして、iPadをカスタマイズすることができます。“写真”ではこれまでで最大の再設計が行われます。iPadの計算機に導入される計算メモは、Apple Pencilを使って数式を作成、視覚化、操作できる新しい方法です。iPadOS 18では、Safari、メッセージ、フリーボード、SharePlayなどにも新機能が追加されます。
「iPadOS 18」発表、手書き対応の「計算機」導入 Apple Intelligenceで文章作成もはかどる
17日配信「iOS 18」の注目ポイントをおさらい ホーム画面の使い勝手を刷新、生成AIにも対応
「iOS 18」「iPadOS 18」「watchOS 11」、9月17日配信
「iOS 18」ではホーム画面の好きな場所にアプリを配置OK 「神アプデ」の一方で「Androidの何周遅れだよ」との声も
「iOS 18」発表 ホーム画面やコントロールセンターを刷新、アプリの非表示も可能にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.