今回のイベントに合わせて、HPは最新のRyzen PROプロセッサやCore Ultra 200Vプロセッサを搭載するCopilot+ PC準拠ノートPCや、ビデオ会議やリモートワークを想定した周辺機器群、先述のプリンタなどを発表した。順番に写真でチェックしていこう。
「HP OmniBook Ultra Flip 14」は、HPとしては初めてCopilot+ PC準拠の2in1ノートPCとなる。Core Ultra 200Vプロセッサを搭載しており、最上位の「Core Ultra 9 288V」を備える構成も用意される。米国では既に受注を開始しており、最小構成の想定価格は1449.99ドル(約20万9000円)となる。
「HP OmniBook X 14」は、クラムシェルタイプのビジネス向けノートPCで、AMDの「新しいRyzen PROプロセッサ」を搭載している。Copilot+ PC準拠のノートPCとしては初めて量子ハッキングからの防護機能を備えていることも特徴だ。
米国では12月の発売を予定しており、想定価格は発売が近づいたタイミングで改めて発表される。
「Poly Studio Vシリーズ」はPCと接続して使うビデオバー(カメラ/マイク/スピーカーの一体型デバイス)で、「Poly Studio Xシリーズ」はVシリーズをベースにスタンドアロン(単体)でビデオ会議(Microsoft Teams/Zoom/Google Meet)にアクセスする機能を追加したビデオ会議システムだ。
今回の発表では、小さな会議室向けの「Poly Studio V32」「Poly Studio X32」と、大きな会議室向けの「Poly Studio V72」「Poly Studio X72」が新製品として披露された。
HP Series 5 Proシリーズは、ビジネス向け液晶ディスプレイの新モデルだ。23.8型〜34型までの8機種を取りそろえており、上位モデルにはPoly Studio対応のWebカメラとマイクが内蔵されている。機能や予算に合わせて選びやすいことが売りだ。
写真は最上位モデルとなる「HP Series 5 Pro 34-inch WQHD Curved USB-C Conferencing Monitor」。34型のカーブ液晶(R=1500)を搭載し、Webカメラとマイクも内蔵している。パネル解像度はWQHD(2560×1440ピクセル)で、リフレッシュレートは最大100Hzとなる発表会場にはHyperXブランドのゲーミングデバイスも展示されていた。目玉はワイヤレスヘッドセット「HyperX Cloud MIX 2 Headset」だが、マイクやキーボードの新製品も用意されている。
「HyperX QuadCast 2 S」は、USB接続のコンデンサーマイクで、その名の通り「QuadCast S」の後継製品となる。最大で32bit/192KHzの音声入力に対応しており、歌や楽器音の収録にも使えそうである
「HyperX Alloy Rise 75 Wireless」は、その名の通り「HyperX Alloy Rise 75」のワイヤレス接続対応モデルだ。コンパクトさと使いやすさのバランスを取った75%レイアウトはそのままに、ワイヤレスでも使えることがメリットとなる
HPがCore Ultra 200V/新型Ryzen PRO搭載ノートPCを発表 Poly/HyperXブランドの新デバイスも
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