アンロック対応のCore Ultra 200Sプロセッサは、内蔵GPUレス(モデル名末尾に「F」が付くもの)を含めて5モデルを用意している。内蔵GPU付きモデルについては、企業向けセキュリティ/管理機能「Intel vProプラットフォーム」と、管理ソリューション「Intel Stable IT Platform Program」にも対応する。
Core Ultra 200Sプロセッサを搭載するPC、Core Ultra 200Sプロセッサに対応するマザーボードやメモリモジュールなどはパートナー企業を通して発売される。日本企業はサードウェーブのみ含まれているArrow Lakeアーキテクチャを採用するCPUとしては、2025年第1四半期にエンスージアストモバイル向けの「Core Ultra 200HXプロセッサ」と、ハイスペックモバイル向けの「Core Ultra 200Hプロセッサ」も登場する予定だ。
Core Ultra 200HXプロセッサは、今回発表されたCore Ultra 200Sプロセッサをモバイルフォームファクターに収められるようにアレンジしたもので、基本的な仕様は大きく変わらない。
Core Ultra 200Hプロセッサは、Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)のHシリーズの事実上の後継モデルとなる。GPUはXe Matrix Engine(XMX)付きで、「HXシリーズほどのCPUパワーは不要だが、内蔵GPUにはある程度のパワーを」というノートPC向けのCPUとなる。
いずれも現時点では具体的なラインアップは不明で、追って明らかになる見通しだ。
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