富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は10月15日、個人向けノートPC「FMV LIFFEBOOK」の新モデルを発表した。店頭販売モデルは10月18日から順次発売される予定で、直販(富士通 WEB MART)限定モデルは10月15日から受注開始、10月下旬(一部モデルのみ11月中旬)から出荷開始となる見通しだ。
14型モバイルノートPC「LIFEBOOK UHシリーズ」の新モデルは、2023年モデルの基本デザインやコンセプトを引き継ぎつつ、CPUをNPU搭載の「Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)」に刷新したことが特徴だ。また、本モデルをベースとする直販限定の「FMV Zero(LIFEBOOK WU5/J3)」については、専用パーツを用いることで14型WindowsノートPCとしては世界最軽量(FCCL調べ)となる約634g(ムサシ)を実現している(※1)。店頭販売モデルの想定販売価格は以下の通りだ。
(※1)約634gの構成は11月中旬から出荷予定。なお、約634gは1TB SSDを搭載した場合の標準重量
CPUはUH-X/J3がCore Ultra 7 155U(Pコア2基+Eコア8基+LP Eコア2基)、LIFEBOOK UH90/J3とがCore Ultra 7 155H(Pコア6基+Eコア8基+LP Eコア2基)を搭載している。メモリは両者共に16GB(LPDDR5X-7467)で、ストレージは512GBのSSD(PCI Express 4.0接続)となる。直販モデルの場合、CPU/メモリ/ストレージの選択肢は以下の通りとなる(太字は店頭販売モデルにはない)。
なお、UH90/J3とWU5/J3は「Intel Evo Editionプラットフォーム」に準拠する。
OSはUH90/J3がWindows 11 Home、UH-X/J3がWindows 11 Proをプリインストールする(直販モデルは選択制)。店頭販売モデルは「Microsoft Office Home and Business 2024」のライセンスと「Microsoft 365 Basic」の1年間利用権が付属する(直販モデルは選択制)。
ディスプレイは1920×1200ピクセルの14型液晶で、WU5/J3については他モデルよりも軽量化したディスプレイモジュールを搭載している。Webカメラはプライバシーシャッター付きで、フルHD(1920×1080ピクセル)撮影と顔認証に対応する約207万画素センサーを搭載している。
キーボードはCopilotキー付きの日本語配列で、かなの印字はない。ただし、WU2/J3についてはカスタマイズ(CTO)オプションで「かな印字付き」を選択可能だ。UH90/J3についてはLEDバックライトも備えている。
ポート類は、左側面にUSB Type-C端子×2、USB 3.2 Gen 1(USB 5Gbps) Strandard-A端子とイヤフォン/マイク端子を、右側面にmicroSDメモリーカードリーダー、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、HDMI出力端子と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。
USB Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)規格の電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。この端子のUSB端子としての仕様はモデルによって以下の通りとなる。
ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetoothに対応する。WU2/J3については、CTOオプションで5G通信モジュール付きを選ぶこともできる。
ボディーサイズは約308.8(幅)×209(奥行き)×15.8〜17.3(厚さ)mmで、店頭販売モデルの重量は以下の通りとなる。
なお、全モデル共に「MIL-STD-810H(MIL規格)」に定める8項目の耐衝撃/耐環境性能を満たしている。
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