大の電子ペーパー好きである筆者は、当連載でも電子ペーパー製品のレビューを何本かお届けしています。
→・実は安い? 正当進化なカラー電子ペーパー端末「BOOX Go Color 7」は、快適な読書体験ができるオススメな1台
→・利用用途にマッチすれば最高の10.3型白黒電子ペーパータブレット「BOOX Go 10.3」 洗練された高い完成度が魅力
基本的には電子ペーパーという部品は(数が出ないということもあり)高級品です。しかし、どうしても眼精疲労がきつい時には電子ペーパーを使ったPCディスプレイで仕事をしたいので、清水の舞台から飛び降りる気持ちで「BOOX Mira Pro」を購入しました。購入当時で約27万円ぐらいしました。それくらい疲労に困っていたのです……。
そして、近しいスペックを持つDASUNGの電子ペーパーディスプレイも2023年末にレビューしております。
→・眼精疲労対策、集中力UPには激オススメ! 電子ペーパーディスプレイ「DASUNG253U-F」レビュー
上の記事にて「このあと、カラー化した製品の登場が予想できるため、購入タイミングが難しい……」と書きましたが、そうです。カラー版、来ました。
今回はカラー化された電子ペーパーディスプレイ「DASUNG Paperlike Color」を体験する機会を得たので、実際にどの程度使えるのか試してみました。
電子ペーパーなので、当然、通常のPCディスプレイと比べると妥協して使う部分はあります。大きなメリットは「目に優しい」という1点です。この点について価値を感じる方は、大きな価値が見いだせると思います。
ストレートに言えば、電子ペーパーPCディスプレイのカラー版です。タブレットなどでカラー電子ペーパー端末を使っている方はイメージが湧くかと思いますが、表示はまさにそれです。ただし25.3型という大きな画面サイズなので、用途は一般的なPCディスプレイに近いものになります。
フロントライトを搭載しているので、部屋が暗くても利用できます。寒色、暖色、ミックスのコントロールも可能です。インタフェースもPCディスプレイらしくHDMIやDisplayPort、USB Type-Cが備わっています。
しかし、残念ながら一般的な液晶ディスプレイの発色には及びません。ありのままの様子が伝わるように、本記事ではディスプレイ自体の写真を撮影し、できるだけ実物に近い状態をお伝えできるようにしております。
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