先週(11月3日週)登場した「Ryzen 5 5600T」と「Ryzen 3 5300G」に続き、今週もAMDからSocket AM4対応のCPUが売り出されている。新型の「Ryzen 5 5600XT」で、価格と仕様は以下の通りだ。
| 新たに登場したCPU | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| モデル名 | コア | スレッド | 動作クロック | 内蔵GPU | TDP | CPUクーラー | 価格(税込み) |
| Ryzen 5 5600XT | 6 | 12 | 3.7GHz〜4.7GHz | なし | 65W | AMD Wraith Stealth | 3万1000円弱 |
2020年11月にRyzen 5000シリーズの第一弾として登場した「Ryzen 5 5600X」に近い仕様で、最大動作周波数が4.6GHzから4.7GHzに引き上げられているのがポイントだ。
販売開始直後は、ほぼ無風という。TSUKUMO eX.は「同じ値段で8コアの『Ryzen 7 5700X』が買えますからね。いい感じで存在感が出るのは価格が落ち着いてからじゃないかと思います」とコメントしていた。
ただ、Socket AM4対応のCPUの需要は今でも根強くある。ドスパラ秋葉原本店は「マシン全体の構成を安く抑えるなら、最適なプラットフォームになりますからね。最近は、CPUとマザーボードで抑えた分の予算をグラフィックスカードにつぎ込むというパターンもよくあります。息が長いこともあり、マザーボードはそのままにCPUだけ買って強化するという人も多いですよ」という。
なお、AMDの新CPUとしては、11月15日の発売が予定されている「Ryzen 7 9800X3D」の問い合わせも各ショップに届くようになっている。入荷状況について、あるショップは「各ショップに割り振りが決まっているようで、潤沢とはいえない数量になると思います。それでも『Core Ultra 9 285K』ほど少ない感じではなさそうです」と話していた。
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