今でこそ、最新のiPhone 16(無印)を使っているので、そこそこ不安感はないのだが、9月まではiPhone 14(無印)を使っていた。2年ごとにレンタルしているイメージだ。
さて、Appleは毎回のように「持続的なバッテリー」のような言葉を使って製品を紹介するが、正直なところ、2年近く使うとiPhoneのバッテリーはかなりへたってくる。最大容量が80%以上あったとしても、減りが早いと感じてしまう。
実際、取材先まで1時間半ほど電車に乗っている最中にiPhoneをいじっていると、到着するまでに残りが60%を切っているということもしばしばであった。仕方がないので、買い替える前の数カ月はiPhoneではなく、その他のスマートフォンをいじるようにしていたほどだ。
そんなこんなでやり過ごし、2024年10月にiPhone 16を手に入れた。バッテリーの持ちの良さに感動したが、身についた不安はなかなか拭えない。そこで購入したのが「Belkin MagSafe対応 ワイヤレス モバイルバッテリー」だ。
MagSafe対応なのでケーブルレスで充電できる。薄型なのでiPhoneの背面に付けたままでも使いやすい。そして簡易的ながらスタンド機能もついている。あまりの便利さに「なぜ今まで買わなかったんだろう!」と思うほどだ。まあ、高かったから買わなかったんだけど。
新品で、バッテリーの減りが少ないiPhone 16に、Belkin MagSafe対応 ワイヤレス モバイルバッテリーが加わったことで鬼に金棒状態になった。取材先との往復時にも、取材中や作業中のPCとのテザリングでも不安感なくiPhoneを使い続けられる。いやぁ、本当になぜ今まで買わなかったんだろう(←高かったから)と思うほど日々便利に使っている。あまりに便利だったので、前回のAmazonブラックフライデーセールで「アナ雪モデル」を追加購入してしまったほどだ。
転ばぬ先のモバイルバッテリー。不安におびえるのであれば、確実に持っておいた方が良いし、筆者にとってはベスト! と思える買い物であった。
最後は、海外クラウドファンディングサイトIndiegogoで購入した「AYANEO Pocket S」を紹介したい。AYANEOは、ゲームが好きで好きでたまらないというCEOのアーサー・チャン(Arthur Zhang)氏が立ち上げたゲーム機ブランドで、ポータブルゲーミングPCやAndroidゲーム機などを開発している。
AYANEO Pocket Sは、Androidゲーム機である。6型液晶ディスプレイ(2560×1440ピクセル対応)の両脇にゲーム機らしくコントローラーを搭載しており、ディスプレイと本体の間に段差のない前面オールガラスボディーを採用している。SoCはSnapdragon G3x Gen 2、メモリは16GB、ストレージは1TBのモデルを選択した。
Google Playで販売しているアプリをインストールできるが、「Pokemon GO」「Pokemon Sleep」などゲームによっては対応していないものもある。
しかし、「原神」や「崩壊:スターレイル」「ゼンレスゾーンゼロ」「鳴潮」「俺だけレベルアップな件」など横持ちOKのゲームも多い。できないものは諦めてスマートフォンでプレイし、AYANEO Pocket Sでできるものはこちらでプレイ、というスタイルに落ち着いた。
ポータブルゲーミングPCの「AYANEO SLIDE」や「ONEXPLAYER X1 Mini」もあるのだが、手に持って長時間プレイしていると疲れるし、大げさな雰囲気になってしまうため、PCでのゲームをあまり行っていない。
しかし、AYANEO Pocket Sなら約350gと軽い上、ゲームがサクサクと進んでいく。大容量なので積みゲーもはかどる(はかどっていない)。何より“ツライチ”のオールガラスのデザインが所有欲を満たす。眺めているだけでニヤニヤしてしまうガジェットは、2024年に購入した中でもこれだけだ。
その他、今も執筆で使っている3 in 1PC「ONEXPLAYER X1 Mini」や、音声をリアルタイムに文字起こしする「AIライティングマウス」、パッと見はポータブルゲーミングPCだが、ディスプレイをスライドさせればキーボードが現れるギミックが楽しいAYANEO SLIDEなど、挙げればきりがないのだが、「ベストといったら、1つじゃないのかい」とツッコミを入れられそうなので、以上にしておきたい。
2025年は、どんなガジェットとの出会いがあるのか、今から楽しみで仕方がない。
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