筆者は通電するものが好きで、日々、新しいガジェットを追って右往左往している。もちろん、資金には限度があるので、厳選して購入しているが、「これは買って良かった!」と思うものと「買ったけどあまり使わなかったなぁ」と思うものにどうしても分かれてしまう。買う前に厳選しているはずなのに。
そんなこんなで、2024年もさまざまなガジェットを購入したが、その中でも心から買って良かったと思えたものを紹介していきたい。
以前はiMacなど、比較的ディスプレイの大きいデスクトップPCを利用していたが、ここ最近はミニPC(超小型デスクトップPC)やポータブルPCと呼ばれる、小さめのPCをメインに使っていることが多い。ミニPCはディスプレイがないので当然だが、ポータブルPCもディスプレイが小さすぎるので、作業デスクには2台の外付けディスプレイを用意している。
この「2台」というのが結構クセモノで、PCによっては映像出力のためのポートを1基しか備えていないものもあるし、ポータブルPCではそもそもHDMIを搭載しておらず、DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-Cポートしかない、ということもある。
利用中の外付けディスプレイが2台とも旧式で、USB Type-C接続に対応していないため、何かしらの変換が必要になるのだが、ほとんどのドッキングステーションではHDMIポートを1基しか搭載していない。そのため、同じ変換アダプターを2つ購入し、ポータブルPCの上部と下部に1基ずつあるUSB Type-Cポートとつなげる、という面倒なことをしていた。
「もっと良いものがあるに違いない」と、いくつか購入してみた中で、たどり着いたのが「RayCue 128K Retro 多機能ドッキングステーション」だ。
これは、Macintosh 128Kのような見た目をしたドッキングステーションで、4K/60Hzでの映像出力が可能なHDMIを3基、USB 2.0 Standard-Aを2基、USB 3.0 Standard-Aを3基、30WのPower Deliveryに対応したUSB 3.2 Type-Cを1基、LANポート、3.5mmオーディオジャック、SDメモリーカード/microSDメモリーカードスロットを搭載している。
130Wの電源アダプターで給電し、ホストへは最大100Wの給電を行える。つまり、これ1つあれば、PCへの給電も、2台の(最大3台の)外付けディスプレイへの映像出力も、いろいろなUSB機器との接続もオールOKというわけだ。
RayCue 128K Retro 多機能ドッキングステーションのユニークなところは、デザインだけではない。ディスプレイがそれなりにディスプレイとして活躍するのだ。
具体的には、日付表示付き時計、デジタルフォトフレーム、スピーカー利用時のアニメーション表示という役割を担う。表示の切り替えは天面にある物理ボタンで行える。また、デジタルフォトフレームで表示したい写真は最大9枚をスマートフォンアプリで設定できる。
普段は仕事に追われているため、すぐに時間の分かる時計表示にしているが、ふと癒やされたくなったらデジタルフォトフレームに切り替えて、愛猫を眺められるのだ。
これにて、ドッキングステーションを探す旅は終わり、「ついに安息の地を見つけた!」と思えるほど、買って良かったアイテムとなった。
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