2024年は、コロナ禍がある程度収束したということで、オフラインでの取材が多い年となった。取材時には、キーボードの付いていないポータブルPCと外付けキーボードを持ち歩くのだが、どのマウスにしようかというのが悩ましい。使いやすいマウスは大きくてかさばるし、操作するのにはそれなりのスペースが必要だ。かといって小さいマウスでは操作しづらい。それに操作するスペースは大きいものと同じくらい必要だ。
悩んでいたら、サンワダイレクトからペン型マウスが発売された。もちろん、以前から存在するジャンルではあるのだが、以前のものは使いづらそうだったので手を出さなかった。しかし、今度の「サンワダイレクト ペン型マウス」は見た目がカッコいいし、なんだか使いやすそうだ。
と思い、発売日に「えいやっ」と購入した。
肝心の使い心地は? というと、多少のコツがいるものの、おおむね満足している。その「コツ」というのはペン先を台や太ももなど当てる場所と平行に接地させるというものだ。少しでも傾くと正確な操作ができなくなってしまう。
ペン先をカチッと押し込んで左クリックができる他、正面に見えるボタンで右クリックやホイール操作、ホイールクリックを行える。ダブルクリックは右手で使う場合親指の当たる場所にあるボタンを1回押す。左利きの人であれば、ペン先を素早く2回押し込めば良い。
Bluetooth接続もできるが、さまざまな端末で使うことから、筆者は付属のUSBドングルを使うワイヤレス接続で利用している。これもまた、ユーザー体験の向上につながっていると感じる。
何より細いので、バックパックのペン差しに収まるのが良い。細長いスキマさえあれば、どこでも入れられる。いつでもマウスのある安心感を得られる、という点で、間違いなく2024年のベストバイに入るアイテムだ。
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