CPUにはコードネーム「Meteor Lake」として知られるIntel Core Ultra シリーズ1のうち、ノートPC向けとしては最上位の「Core Ultra 9 185H」を搭載している。
Core Ultra 9 185Hは高性能のパフォーマンスコアを6基、消費電力に優れたEコアを8基、さらに消費電力を抑えたLP Eコアを2基、合計で16コアのCPUコアがあり、Pコアはマルチスレッド処理にも対応するため、最大22スレッドの並列処理を行える。動作クロックもPコアで2.3GHz〜5.1GHzと高速だ。
搭載メモリの容量は32GBだ。容量も大きいが、動作クロックも7467MHzと高速となっている。
さらにゲーミングPCらしく、ディスクリートGPUとしてNVIDIAの「GeForce RTX 4070 Laptop」も搭載している。
ゲーム性能に大きく影響するCUDAコアは4608基、グラフィックスメモリは8GB、GPUコアの動作クロックも1230MHz〜2175MHzと、最大動作クロックはデスクトップ向けのGPUにもひけをとらない。
型番の通り、デスクトップ向けのGeforce RTX 40シリーズと同世代/同アーキテクチャで製造されているため、超解像度スケーリングやフレーム生成の「DLSS 3」を利用することも可能だ。
ストレージは高速なPCI Express 4.0接続のM.2 NVMe SSDで、容量は2TBだ。ゲームタイトルにもよるが、最近のビッグタイトルともなるとインストールサイズは100GB〜200GBと、かなりの容量を使う。
2TBのSSDであれば複数本のゲームをインストールしても余裕があるため、ゲーム以外に、通常のPC利用に必要なソフトのインストールや、写真や動画などを保存していっても余裕がある。
ディスプレイはDCI-P3 100%カバーをうたう色域豊かな有機EL(OLED)パネルを採用している。サイズは約14型、解像度は2880×10600ピクセル、HDRにも対応し最大輝度は500ニトと明るい。ディスプレイ表面は光沢仕上げだ。
リフレッシュレートは最大120Hzまで対応しているため、FPSなどフレームレートを重視するゲームのプレイにも向いている。
外部接続端子は、本体の左側面にThunderbolt 4端子と3.5mmステレオイヤフォンジャック、右側面にUSB 3.2 Standard-A端子が2つ、さらに背面にUSB Type-C端子とHDMI出力端子が備わっている。
USB Standard-A端子が2つ備わっているため、例えばFPS向けの軽量なマウスや、ラピッドトリガーに対応したキーボードなど、最新ゲームギアの接続にUSBポートが不足する心配もない。
その他の仕様についてだが、ディスプレイ上部にはフルHD解像度のWebカメラに加え、Windows Helloの顔認証ログインに対応したIRカメラが搭載されている。
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