“熱い、重い”というイメージを覆す、スタイリッシュなゲーミングノートPCが増えている GeForce RTX 4070 Laptop搭載の「OMEN Transcend 14」をチェックゲーミングノートPC ナビ(2/5 ページ)

» 2025年02月14日 13時30分 公開
[迎悟ITmedia]

 CPUにはコードネーム「Meteor Lake」として知られるIntel Core Ultra シリーズ1のうち、ノートPC向けとしては最上位の「Core Ultra 9 185H」を搭載している。

 Core Ultra 9 185Hは高性能のパフォーマンスコアを6基、消費電力に優れたEコアを8基、さらに消費電力を抑えたLP Eコアを2基、合計で16コアのCPUコアがあり、Pコアはマルチスレッド処理にも対応するため、最大22スレッドの並列処理を行える。動作クロックもPコアで2.3GHz〜5.1GHzと高速だ。

 搭載メモリの容量は32GBだ。容量も大きいが、動作クロックも7467MHzと高速となっている。

 さらにゲーミングPCらしく、ディスクリートGPUとしてNVIDIAの「GeForce RTX 4070 Laptop」も搭載している。

 ゲーム性能に大きく影響するCUDAコアは4608基、グラフィックスメモリは8GB、GPUコアの動作クロックも1230MHz〜2175MHzと、最大動作クロックはデスクトップ向けのGPUにもひけをとらない。

 型番の通り、デスクトップ向けのGeforce RTX 40シリーズと同世代/同アーキテクチャで製造されているため、超解像度スケーリングやフレーム生成の「DLSS 3」を利用することも可能だ。

 ストレージは高速なPCI Express 4.0接続のM.2 NVMe SSDで、容量は2TBだ。ゲームタイトルにもよるが、最近のビッグタイトルともなるとインストールサイズは100GB〜200GBと、かなりの容量を使う。

 2TBのSSDであれば複数本のゲームをインストールしても余裕があるため、ゲーム以外に、通常のPC利用に必要なソフトのインストールや、写真や動画などを保存していっても余裕がある。

 ディスプレイはDCI-P3 100%カバーをうたう色域豊かな有機EL(OLED)パネルを採用している。サイズは約14型、解像度は2880×10600ピクセル、HDRにも対応し最大輝度は500ニトと明るい。ディスプレイ表面は光沢仕上げだ。

 リフレッシュレートは最大120Hzまで対応しているため、FPSなどフレームレートを重視するゲームのプレイにも向いている。

 外部接続端子は、本体の左側面にThunderbolt 4端子と3.5mmステレオイヤフォンジャック、右側面にUSB 3.2 Standard-A端子が2つ、さらに背面にUSB Type-C端子とHDMI出力端子が備わっている。

 USB Standard-A端子が2つ備わっているため、例えばFPS向けの軽量なマウスや、ラピッドトリガーに対応したキーボードなど、最新ゲームギアの接続にUSBポートが不足する心配もない。

photo 左側面にはThunderbolt 4端子とヘッドフォン出力端子のみ
photo 右側面にはUSB Standard-A端子が2つ。ゲーミングデバイスは主にこちらに接続することになる
photo 背面にもUSB Type-C端子とHDMI出力端子がある。ACアダプターや外部モニターをつなぐ場合、配線をスッキリさせられるのはうれしい作りだ
photo 本体裏は高性能のCPUやGPUをしっかり冷やせるよう、吸気口が大きく取られている。吸気口から見えるデュアルファンは冷却性能と静粛性の両方を実現するための工夫だ

 その他の仕様についてだが、ディスプレイ上部にはフルHD解像度のWebカメラに加え、Windows Helloの顔認証ログインに対応したIRカメラが搭載されている。

photo ディスプレイ上部にはひっそりとWebカメラとIRカメラが搭載されている。ゲームプレイ時、ディスプレイ周りのノイズを減らし没入感を高める工夫といえるだろう

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