わずかに肌寒さを感じる早春に咲き始める「野に咲く花」がタンポポだ。タンポポというと、冬以外の季節にいつでも咲いているイメージがあるが、それはセイヨウタンポポであり、ニホンタンポポは春から夏にかけてと開花時期が短い。
いずれにせよ、日本の原風景に組み込まれている花の1つであるが、そんな郷愁を誘うようなカラーキートップセット「蒲公英」(タンポポ)を、PFUが「HHKB Professional」シリーズ向けに販売開始した。
これは、日本の魅力を世界へ伝える「HHKBカラーキートッププロジェクト」第3弾となるアイテム(第1弾は「桜」、第2弾は「山葵」)だ。2月25日に販売開始で、英語配列/日本語配列ともに刻印ありモデル/刻印なしモデルを用意し、3000台限定となっている。そのうち2250台が国内向けとなっており、海外では米国/欧州/中国での販売となる。国内向けの台数内訳と価格は、下表を参考にしてほしい。
| モデル | 台数 | 価格 |
|---|---|---|
| 英語配列/刻印あり | 525台 | 8250円 |
| 英語配列/刻印なし | 725台 | 8250円 |
| 日本語配列/刻印あり | 750台 | 9240円 |
| 日本語配列/刻印なし | 250台 | 9240円 |
今回は、そこまでやって来ているであろう春に思いをはせながら、実際にキートップを換装してみたい。
届いたパッケージは、いつもと同じ、何の変哲もない段ボール製である。しかし、素っ気ない分、期待が高まる。
まずは、刻印なしタイプから開封していこう。
次は刻印ありタイプだ。以前の桜キートップセットが、桜の花蕊(かずい)を思わせる赤色だっただけに、いろいろと想像してしまう。とはいえ、リアルなタンポポの中心近くのオレンジイエローでは、見づらそうだが果たして……。
刻印ありモデルの刻印は、HHKB Professionalシリーズの墨モデルや白モデルのものと異なり、雪モデル同様、キートップの中央部分に配置されている。HHKBの最新モデルである「HHKB Studio」の墨モデルと雪モデルもそうだが、この配置はスタイリッシュだと感じる。
キートップ中央部は、最も摩耗する箇所である。指をそこに乗せてタイピングするからだ。刻印されている文字が消えてしまうのではないか、と心配になるが、HHKBシリーズのキートップの刻印はインクを乗せるのではなく、樹脂に染み込ませるサブリメーション印刷を採用しているので、一般的な使い方をしていれば文字が消えてなくなるということはないだろう。
では、早速、手持ちの「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪モデル 日本語配列」に換装してみよう。
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