「Happy Hacking Keyboard」に“桜”はどうだ! HHKB カラーキートッププロジェクト第1弾「桜キートップ」を試す(1/3 ページ)

» 2024年02月15日 10時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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 日本の暦の上では立春が過ぎ、そろそろ春支度を始めたい。日本に長く在住している人の多くは、春といえば桜を思い浮かべるだろう。自作PCでは白色が定着して久しいが、思わず桜色のグッズをそろえたくなる季節でもある。そんな気持ちに寄り添うようなプロダクトが、PFUから発売された。HHKB カラーキートップ「桜」だ。

 2021年の限定モデルに続き、2022年に「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪モデル」の一般販売が決まったときに、「これに桜色のキーキャップをはめたらかわいいだろうなぁ」と考えていたのだが、筆者的にはその夢が早速かなった格好だ。

 そして今回、PFUから桜キートップセットの提供を受けたので、筆者が所有するHHKB Professional HYBRID Type-S 雪モデルの換装とともに、一足早い春をお届けしよう。

桜 「HHKB カラーキートッププロジェクト」の第1弾は、ズバリ「桜」カラーのキートップだ

「HHKB カラーキートッププロジェクト」と桜色キートップの関係

 HHKB カラーキートッププロジェクトは、日本の四季や名産品などをテーマにした配色のHHKB Professionalシリーズ向けキートップセットで、本製品を通じて日本の魅力を発信していくというものだ。キートップのカラーをカスタマイズしたいという、HHKBユーザーの根強いニーズにも答えたものとなる。

 第1弾となる桜は、英語配列/日本語配列ともに刻印ありモデル/無刻印モデルを用意する。2000台限定で、うち1700台は国内向けにPFUダイレクトで順次販売していく。その内訳と発売日は以下の通りだ。

モデル 台数 発売日
英語配列無刻印 425台 2月15日
日本語配列無刻印 340台 2月15日
英語配列刻印あり 510台 3月14日午前10時
日本語配列刻印あり 425台 3月14日午前10時

 米国向けには300台を用意し、2月15日にPFU AmericaPFU America Amazon店で予約を開始し、3月15日に販売を開始する(いずれも日本時間)。

 価格は英語配列刻印あり/無刻印ともに8250円(税込み、以下同様)で、日本語配列が刻印あり/無刻印ともに9240円となる。数量限定アイテムのため、1度の注文につき1台までの販売となることに注意したい。

「こっ、こんなところまでっ!?」 こだわりを感じる桜カラー

 では、早速パッケージを開けてみよう。

 外観は、見た目に特別なことがない、いつもの素の段ボールだ。

段ボールのパッケージ パッケージ外観。いつもと同じ段ボール製だ(手前が刻印あり、奥が無刻印)

 しかし、フタを開けると華やかな桜カラーが目に飛び込んできて、暖房がない冷え切った部屋の空気が一瞬で暖かくなったような気がした。

バッケージ開封 パッケージを開けると、付属品などの下に、愛らしい桜色キートップセットが現れる(刻印ありモデル)
HHKBカラーキートップ桜本体と付属品 HHKBカラーキートップ桜本体に加え、取扱説明書とキートップ引き抜き工具がセットになっている(手前が無刻印、奥が刻印あり)

 無刻印モデルでは、淡いピンク色一色だが、刻印モデルは一味違う。赤色の刻印がキートップ中央にあり、桜の花びらと花蕊(かずい)を思わせる仕上がりだ。これはテンションが上がる。

キートップ 桜カラー刻印ありのキートップ
キートップ寄り 刻印ありのキートップをよく見ると、刻印の色は赤だ。しかも雪モデル同様、中央に配置することで桜の花の中央にある柱頭(めしべの先端)を思わせる

 キートップで使っている素材は、既存のHHKBと同じPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)だ。ガラス繊維を配合した樹脂で、耐薬品性/耐摩擦性/耐熱性に優れているため、黄変しにくく、耐久性が高い。

 刻印も既存のHHKBのキートップと同様、樹脂にインクを染み込ませるサブリメーション(昇華)印刷を採用する。インクを乗せているだけのものと異なり、通常の使用方法であれば長く使っていても刻印が消えたり薄くなったりすることがないという特徴を持っている。

もっと寄ってみる さらに近づくと、キートップの刻印がデコボコしていないのが分かる。高温でインクを染み込ませている証拠だ。削り取るなどの過激なことをしない限り、刻印が消えることはない

 では、HHKB Professional HYBRID Type-S 雪モデルのキートップを桜カラーに交換してみよう。

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