今回利用した評価機のCPUは、シリーズで最上位のRyzen AI Max+ 395を採用している。
CPUコアとして、Zen 5コアを16基(32スレッド)備えると共に、40コアを搭載するGPU(Radeon 8060S Graphics)、50TOPSのAIパフォーマンスを持つNPUを統合している。
このRadeon 8060S Graphicsの40コアというのは、CPU(APU)内蔵GPUとしては画期的なスペックだ。Ryzen AI 9 HX 375に内蔵されているGPUであるRadeon RX890Mは16コアであり、2.5倍にもなっている。
Radeon 8060S Graphicsは、専用のグラフィックスメモリを持たない。メインメモリ(ユニファイドメモリ)をCPUとGPUでシェアして利用する。そのため、GPUの性能を引き出すにはメインメモリ(ユニファイドメモリ)の帯域と容量も重要になるが、本製品ではLPDDR5X-8000を32GB実装している。ノートPCのメインメモリとしてはかなり高速な部類で容量も十分といえるが、実際のパフォーマンスは後で試すベンチマークテストで検証しよう。
Ryzen AI Max+ 395は、GPUとしてRadeon 8060S Graphicsを統合している。従来のRadeon RX890M Graphicsに比べて2.5倍にあたる40基ものCompute Unit(CU)を搭載する強力なGPUだ13.4型の液晶ディスプレイは、2560×1600ピクセル表示をサポートする。画面輝度は500ニト、コントラスト比は1500:1、色域がDCI-P3比で100%、リフレッシュレートは180Hz、応答速度3msとスペックは高い。スピーカーもクアッド仕様で、迫力のあるサウンドでゲームやエンタメを楽しめる。
通信機能としては最新のWi-Fi 7を備え、Bluetooth 5.4にも対応する。USB4対応を含めた3基のUSB Type-C端子、HDMI出力、ヘッドセット端子(ハイレゾ対応)など端子も豊富に装備している。
なお、過去のROG Flowシリーズが備えていたGPUユニット「ROG XG Mobile」との接続インタフェースは省かれている。
右側面には電源ボタンとボリューム調整ボタン、ScreenXpert(ランチャー)起動ボタンがある。USB Standard-A(USB 3.2 Gen 2)、ヘッドフォン/マイク/ヘッドセット兼用端子が並ぶ
ASUSがSnapdragon Xを搭載した軽量14型Copilot+ PC「ASUS Zenbook A14」など6製品を発表
仕事に役立つ独自AIアプリを用意! ASUS 「ExpertBook P5」はビジネスノートPCの新形態となるか? 実際に試して分かったこと
「ASUS Zenbook SORA」が日本にフォーカスした理由 薄くて軽くて長時間駆動に現役大学生も夢中
ペン付きの堅実なスペックで実売6万9800円! 2in1モデル「ASUS Chromebook CM30 Detachable」を試す
ASUS、GeForce RTX 5080/5090 Laptopを搭載したハイエンド16型/18型ゲーミングノートCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.