薄型2in1タブレットPCだけどモンハンワイルズも快適! Ryzen AI Max+ 395搭載の「ROG Flow Z13(2025)GZ302」を試すゲーミングノートPC ナビ(4/4 ページ)

» 2025年03月10日 12時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]
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内蔵GPUの常識を覆すグラフィックスパフォーマンス

 注目のGPUパフォーマンスを見てみよう。3DMarkでは、Time SpyやSteel Nomad LightでNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)搭載機に迫る一方、レイトレーシング(DirectX Raytracing)を利用するPort RoyalやSpeed Wayでは、かなり離されている。レイトレーシング性能を除けば、一流のパフォーマンスを持っているといえそうだ。

 また、Steel Nomad Lightのスコアは、Ryzen AI 9 HX 370(Radeon RX890M Graphics)搭載機と比べると3倍近いスコアをマークしており、GPUのコア数(2.5倍)以上の結果だ。2.5倍よりもスコアの差がついている理由としては、ゲーミング向けの本製品と、薄さを追求した一般向けの「ZenBook S 16」(Ryzen AI 9 HX 370搭載)との熱設計や電力設定の違いが出ているのだろう。

 FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシーベンチマークでは、最高品質で「とても快適」評価のスコア、モンスターハンターワイルズベンチマークでは、FSRフレーム生成有効ならフルHDのウルトラ設定で、FSRフレーム生成なしでもフルHD解像度の中画質設定で平均60fps以上をマークしており、一般的な描画負荷のゲームなら快適に、かなり描画負荷の高いゲームでもそれなりのプレイができる実力があることが分かる。

2in1 タブレット ROG Flow Z13(2025)GZ302 13.4型 ノートPC ゲーミング モンハンワイルズ 3DMarkのスコア比較。Steel Nomad LightやTime Spyでは定番の外部GPUに迫るスコアだ
2in1 タブレット ROG Flow Z13(2025)GZ302 13.4型 ノートPC ゲーミング モンハンワイルズ FINAL FANTASY XIV:黄金のレガシーベンチマーク(1920×1200ピクセル/最高品質/フルスクリーン)のスコア
2in1 タブレット ROG Flow Z13(2025)GZ302 13.4型 ノートPC ゲーミング モンハンワイルズ モンスターハンターワイルズベンチマーク(1920×1200ピクセル/中画質/フレーム生成無効)のスコア
2in1 タブレット ROG Flow Z13(2025)GZ302 13.4型 ノートPC ゲーミング モンハンワイルズ モンスターハンターワイルズベンチマーク(1920×1200ピクセル/ウルトラ画質/フレーム生成有効)のスコア
2in1 タブレット ROG Flow Z13(2025)GZ302 13.4型 ノートPC ゲーミング モンハンワイルズ Far Cry 6ベンチマークのスコア(2560×1600ピクセル/最高画質/フレーム生成無効)
2in1 タブレット ROG Flow Z13(2025)GZ302 13.4型 ノートPC ゲーミング モンハンワイルズ Far Cry 6ベンチマークのスコア(2560×1600ピクセル/最高画質/フレーム生成有効バランス)

モバイルゲーミングの新たな可能性を実感できる意欲作

 これまでみてきたように、ROG Flow Z13(2025)GZ302は、コンパクトなタブレットPCでありながら、ハイエンドデスクトップPC並のパワフルなCPU性能とグラフィックス性能を合わせ持つ。Ryzen AI Max+ 395のポテンシャルをまさに実感できる製品であり、モバイルゲーミングの新たな可能性も感じさせる製品となっている。

 今回レビューした、評価機と同等構成の中位モデル(GZ302EA-AI916C)の直販価格は44万9800円だ。CPUがRyzen AI Max 390になる下位モデル(GZ302EA-AI912C)でも37万9800円と、かなり高価だ。

 むしろ、このレベルの金額を使える層にとっては、64GBメモリで46万9800円の最上位モデル(GZ302EA-AI916C64G)が最もコストパフォーマンスの良いと感じられるかもしれない。

2in1 タブレット ROG Flow Z13(2025)GZ302 13.4型 ノートPC ゲーミング モンハンワイルズ AMD Ryxen AI Max+のバッジ
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