サーバ構築がラクになる「Openterface Mini-KVM」を試してみた インフラエンジニアや情シスに激オススメ(3/3 ページ)

» 2025年03月13日 17時00分 公開
[Yukito KATOITmedia]
前のページへ 1|2|3       

テキスト転送機能で、ホストPCでコピーしたテキストをターゲットPCに転送できる

 ホストアプリの上部にあるクリップボードアイコンをクリックすると、ホストPCでコピーしたテキストをターゲットPCにペーストできる「Paste text to target(テキスト転送機能)」について触れていこう。

 リモートデスクトップであれば、ホストPCとターゲットPC間でクリップボードの共有ができるが、KVMの場合はクリップボートの共有ができない。ただそれでは操作性が低下してしまうため、Mini-KVMはホストPCからターゲットPCにコピーしたテキストを送信できる機能が用意されている。

photo ホストPCからターゲットPCへASCIIコードに基づくテキスト転送が可能だ

 ただ、このテキスト転送機能は記事執筆時点ではASCIIコードに基づくテキストの転送のみをサポートしており、日本語のような非ASCIIベースの言語がサポートされていない。その点は注意が必要だ。

 LinuxベースのOSを操作するのであれば大きな支障はないが、Windows ServerやWindowsを操作するには少しだけ制約となるだろう。Mini-KVMは活発にアップデートされているため、日本語テキストの転送に対応することを期待したい。

BIOSやUEFIの操作もMini-KVMでリモート操作 画面キャプチャーも可

 もちろん、OS起動後はもちろんのこと、UEFIやBIOS設定画面から映像出力と操作が可能なので、トラブルシューティングや初期セットアップ時に大きく役立ってくれる。

photo OS起動後はもちろんのこと、UEFIやBIOS設定画面から操作可能だ

 この状態でも画面キャプチャー機能が利用できるので、UEFIやBIOSレベルから鮮明な手順書の作成が可能だ。IMPI非対応のサーバやPCでも利用できるのは非常に大きい。

インフラエンジニアや情シスの方にオススメしたい逸品

 Mini-KVMの実機を用いていろいろとテストしてみたが、ハードウェアやホストアプリの完成度の高さもあって、日々の作業や業務の効率化に大きく貢献してくれることは間違いない製品だと感じた。

 特に筆者は技術系のブログ記事や同人誌を執筆しているため、今後大きく活躍してくれそうなので、思い切って購入して正解だった。

 冒頭でも少し触れた、Orange Pi LTSやRaspberry Pi Zeroを使ってPi KVMと比べると、Mini-KVMは送料込みで約1.6万円と高価ではあるが、安定性やホストアプリの完成度を考えると、その価値は十分にあると考える。

 現在もCROWD SUPPLYでプレオーダーを受け付けているので、興味のある方は是非購入を検討してみてはいかがだろうか。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月01日 更新
  1. NVIDIAがPC向けArm SoC「N1/N1X」で帰還? Windowsとの“匂わせ”から読み解く次世代ハードとPC市場 (2026年05月31日)
  2. ついに日本でも販売を開始したAIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」実機レビュー 完成度は高いが課題も (2026年05月29日)
  3. Appleが新しい画像圧縮技術「PICO」をGitHubで発表/「Googlebook」はArmベースのSoCを採用 (2026年05月31日)
  4. 「実は社長を狙ってました(笑)」──元日本MS幹部が語るグーグル・クラウドへ移籍した理由と「伸び代しかない」日本のAI市場の今後 (2026年05月27日)
  5. 鍵を取り出す手間を省いて指紋やカードで解錠できる「キャンディハウス セサミタッチプロ」が15%オフの5508円に (2026年05月29日)
  6. 片手で持てる55万円の超ハイスペックミニPC「MINIX ER939-AI」が登場! 夏向け冷却台の新製品も (2026年05月30日)
  7. 鉄道運転シミュレーターが楽しくなる! 「ズイキマスコンPRO」(クラファン版)を買って使ってみた (2026年05月29日)
  8. 「エレコム スイッチングハブ EHC-LQ01-5」がスマイル Saleで24%オフの5680円に (2026年05月28日)
  9. スマートウォッチとの“2台持ち”がはかどる! 約12gで画面レスの「Google Fitbit Air」とパーソナルAIコーチの実力を試す (2026年05月26日)
  10. デスクワークの疲労を“電動ストレッチ”でリセット 座面にファンを内蔵した次世代ワークチェア「Omni Pro」や大柄な人向け専用モデルがLiberNovoから (2026年05月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー