話をワコムドライバに戻しましょう。実は先日の新型「Intuos Pro」のレビューの際にも簡単に動作確認はしていて、普通に動作しているようでした。
今回は、Surface Laptop 7に「Cintiq Pro 17」を接続して、イラスト制作に使えるアプリをピックアップしながら動作を確かめていきます。
チェック自体は結構手間だったんですが、手短に書きますね。
ハイ、つまらない(失礼)ですね。各アプリそんなに時間をかけたわけではないとはいえ、ちゃんと動くようで、操作感も普通のWindowsと変わりません。惜しいのは、少なからずのアプリがx64のままなのでエミュレーション動作になり、パフォーマンスに若干のハンディを負うことです。
ドライバも問題なく、アプリ動作も問題なく、完璧じゃん、と言いたいところですが、意外な落とし穴はありました。Surface Laptop 7は4K/120Hzで映像出力することができないため、Cintiq Pro 17を含む新Cintiq Proシリーズの重要な強みの1つを利用できません。
ブラウザなどのスクロールはパラパラ感もあり、作画中も60Hzで別に困る場面はないですが、120Hzと比べれば遅延はわずかに増えます。また、液タブ以外でも外部ディスプレイを使えばつきまとう問題なので、残念ではあります。
さて。アプリ動作は問題なさそうとはいえ、それなりに使い込んで問題ないことも確認しておきたいですね。
自分は、普段はPhotoshopで絵を描いていますが、この分野ではCLIP STUDIO PAINT(以後CSP)の方がメジャーで、エミュレーション動作の不安もあるので、今回はCSPを長時間使ってみることにしました。その中で実際に安定して使えるのか、どれくらい実用的なのかをチェックしていきましょう。
ちなみに、今回使うCSPのバージョンは4ですが、3についてはセルシスが動作に問題がないことを確認しています 。
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