以上のように、画質を中心に全体的に機能のアップグレードが図られている。実売価格は1万2980円と、Stick Up Camの8980円からはかなり値上がりしているが、これだけの機能/性能の強化で3千円アップにとどめたのはむしろ健闘している方だろう。
また上位モデルにあたるSpotlight Cam Plusは2万4980円とかなりの価格差があり、かつ本稿執筆時点ではStick Up Camも併売されているので、ラインアップが2モデルから3モデルに増えたと考えれば、各製品の価格帯のバランスも悪くない。
ラインアップ内での位置付けについてもチェックしておこう。
本製品は屋内利用にも対応するが、屋内向けとしては格安のIndoor Camに加えて、本製品より5千円安いにもかかわらずパンチルトに対応したPan-Tilt Indoor Camもあるので、やや宝の持ち腐れという印象がある。どうしても高解像度のモデルが必要な場合などに限られるだろう。
屋外利用においては、上位のSpotlight Cam Plusにあって本製品にない機能、具体的にはLEDセンサーライトを必要とするかで判断するとよい。防犯用途ではライトがあった方が望ましいので、本当に必要ないのかは確認しておきたいところだ。また本製品は電源アダプターモデルも用意されているので、選ぶにあたってはその存在も頭に入れておきたいところだ。
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