パナソニックグループパビリオンを体験後に、パナソニック ホールディングス 万博推進プロジェクト総合プロデューサーの原口雄一郎氏が取材に応じてくれた。
原口総合プロデューサーは、「パナソニックグループパビリオンは、創業者である松下幸之助の『天分を生かす』という考え方から始まり、それを元に子どもたちの個性や感性を育むというコンセプトを打ち出した。パビリオン内では、技術的な説明を行っていないため、その分、体験に没頭してもらえている。技術を意識する体験ではなく、感性で楽しんでもらえるパビリオンになっている。
体験した子どもたちからは『なぜ、自分の性格のことが分かったんだろうと不思議な気持ちになった』とか、『メッセージをもらって前向きな気持ちになった』といった声が出ていた。また、大人も童心に返って楽しんでいる様子が感じられた。大地のエリアでは、トマトの栽培など身近な物事を通じて、最新の技術を体験してもらえている。パナソニックグループが、次世代を担う子どもたちに寄り添っていく企業であることを感じてもらいたい」と述べた。
パナソニックグループパビリオンのノモの国という名称は、「モノの捉え方はココロの持ちようで大きく変わる」ことを示し、モノという言葉をひっくり返し、「モノとココロは写し鏡のような存在である」という思いを込めているという。
万博会場には180以上のパビリオンがあるというが、パナソニックグループパビリオンは、子どもたちに気付きを与えるという体験ができるパビリオンとして、ユニークなものだといえそうだ。
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