ベンチマークテストの結果を見ていこう。Armoury Crateユーティリティーで選べる動作モードに関しては、特に言及がない限りシステムモードは「Turbo」、GPUモードは「Ultimate」、Windows 11の電源モードは「最適なパフォーマンス」を選択している。
参考として、先日レビューした「ROG Strix SCAR 16 G635」(NVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPU搭載)も掲載した。
CPUパワーをダイレクトに反映するCINEBENCHのスコアは、同じCPUを搭載する比較対象のROG Strix SCAR 16 G635よりさらに高い。本製品はボディーが大柄な分、熱設計では有利で、持続的に高い性能を発揮しやすいのだろう。16型モデルは発売前の検証であった関係もあるかもしれないが、いずれにしても超ハイレベルであり、フラッグシップモデルにふさわしいハイスコアだ。
NVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUの性能にも注目だ。GeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載する比較対象に比べて、3DMarkのSteel Nomadでは約18%、Speed Wayでは約12%と順当に良いスコアを記録した。
また、モンスターハンターワイルズベンチマークでは、2560×1600ピクセルのウルトラ設定にレイトレーシング(高)を有効にしても「非常に快適」評価だった。最新のゲームを高画質で快適に楽しめるパフォーマンスを示している。
AI性能は、UL Procyon Benchmark Suitesで計測した。Stable Diffusionを使った画像生成テスト(AI Image Generation Benchmark-Stable Diffusion 1.5)ではGeForce RTX 5080 Laptop GPUP搭載機に対して18%と、やはり大きなアドバンテージを示した、代表的なLLMにおけるトークン生成パフォーマンスを計測するAI Text Generation Benchmarkでの比較対象との差は、平均で約8%だった。
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